mixiユーザー(id:8666179)

2021年02月01日20:49

179 view

《2021広島1》ひろ美の忘れ物

フォト
1月29日。シスレーの没後122年を追悼すべく、空路広島へ not go to 飛行機
フォト
快晴の雲上から見下ろす霊峰も美しく、2021年初の tripenart が忘れがたき記憶の旅となることを予言する。
昨年7月の時よりも閑散とした羽田空港。
緊急事態宣言の減便調整に重ねて、北日本・裏日本の悪天候は多くの欠航を余儀なくされ、フライトボードは9割が CANCELED の哀しき赤い文字。

誰かが言っていたクソコロナ分断の業(ごう)。
猫「まるで中島みゆきの『ファイト』を目の当たりにしているようだ」
フレーズはここ。
『闘う君の唄を 闘わない奴らが笑うだろう』
正義はどうしたって《自粛》。それ以外は悪。
しかし、空港で働く人々、ホテルで働く人々、いわんやショービジネスの人々たちが、必死に今、闘っている。
クソくだらない引きこもりどもが、この時期に乗じて《不要不急》という錦の御旗を持ち出して、安全地帯にいながら、自らの命のために闘っている人たちを指先で叩く有り様。

こんなことを考え、綴りながらも、どうせ正義は《自粛》であることを達観している自分がいる。
なぜ、こんな思いに?
いつも以上に丁寧に語り掛けてくるCAさんたちのホスピタリティ。常に笑顔。
しまなみのホテルでは、土曜日の夜、60室に4室しか埋まっていないというのに、フロントマンが必死に働いている姿。
どうしようもないのは分かっている。すべてはクソコロナ。

そんなことをかんがえていたら、オンタイムマイナス5分でランディング。
一説によると空港から目的地まで2時間40分を要する情報もあったが、リムジンバスがきっちりと50分でバスセンターへ運んでくれた電車
フォト
『「とっておきの日本画」と西洋絵画』(ひろしま美術館)
2014年。ワイフさんと出掛けた広島旅行の時に、連れに頼み込んで入館したひろしま美術館。
おいらが第2展示室で印象派の作品をじっくりと鑑賞していると、ワイフさんがやってきて、
牡羊座「まだここにいたの?私なんか、もう全部終わったわよパンチ」
走る美術館妻の面目躍如。
連れを待たせるわけにもいかず、後ろ髪を思いっきり引っ張られる気持ちで、残る第3,第4展示室を見回り40分で退館した。
その後、ここを訪れた美術ファンの先生から、ひろしま美術館は第8展示室まであることを知らされ、いつの日か、5〜8の忘れ物を取りに行くと決めていた。

2016年。ワイフさんと出掛けた函館旅行の時に、頼み込んで入館した函館市立美術館。
5分だけ。という約束を守る間もなく、チケット売り場で館長に呼び止められて、
ブタ「おめでとうございます。あなたが、この企画展15,000人目の入館者です」という宣言と共に、北海道新聞社の記者からインタヴューと写真取材を受けながら、図録やクリアファイルをいただいてからの入館となった。
企画展は『ひろしま美術館展 フランス近代美術をめぐる旅』アート
仕方なくついてきたワイフさんが館内を走り抜け、おいらもそのあとを追うしかない。

川崎オスカーとひろしま美術館。
ようやく自由に時間をいただいて、何ひとつのストレスもなく完璧な鑑賞体制がこれから始まろうとしていた。
つまり、忘れ物をした第5〜8展示室へのビクトリーロード。もう間もなくペンギン
フォト
市立でも県立でもなく広島でもない。
《ひろしま》であることに意味がある。

フォト
本館は円形の平屋。
中央に裸婦の彫像が置かれ、第1〜4展示室が均等に割り振られる。
順路に従えば、誰だって1〜4へと進んでいける。
フォト
広島の日本画家はどうしたって奥田元宗。
Wish List には、きっと満月の夜にいくべき場所が書かれている満月
フォト
マスターピースはモネ『セーヌ河の朝』とシニャック『パリ、ポン=ヌフ』。
印象派が贅沢に並べられた展示室は、当たり前のように貸切である。
フォト
ピカソ3世代。若かりし青の時代『酒場の二人の女』(1902)もいいけど、美術の先生に褒められそうな『仔羊を連れたポール、画家の息子、二歳』(1923)が好き。
フォト
『ドービニーの庭』(ゴッホ)
2014年に訪れた時に10分もこの作品前に佇んでいた。クロネコを探しながら。
ひろしま美術館の至宝猫
この作品には逸話が様々にあるという。原田マハに聞いてみよう耳
フォト
ミレーの作品には烏帽子岩が付いているのではない。
農夫が背負子を背負っている。教えてもらわなければわからないことが、たくさんある。

お気に入りアラカルト。
フォト
『エプソム、ダービーの行進』(デュフィ)
これだって自分の Wish List に入り込む。いつの日か、長い時間フランスを旅して、シルクハットをかぶりながらエプソムの馬たちに声援を送るウマ
夢が叶うのか。夢は叶うのか。
フォト
『河のほとり』(シャガール)
ひろ美の作品群は、多くの印象派展に巡回されていて、ポーラや三菱一号館、東京都美なんかにもやってくる。広島に来ていないのに、いつか観た予感。
そういうステキな作品群なのだ。
フォト
今日のシダネルは『離れ屋』チューリップ
こちらは文化村で出会っていただろうか。

マイベスト。
フォト
『雪景色』(ヴラマンク)
これだけの秀作が集まる印象派世代の展示室で、珍しくマイベストがヴラマンク。
何といっても激しい白のマチエールがフォービスムなおいらに迫ってくる。

ここまでで1時間20分。
まだまだたっぷりと時間がある。
いよいよ、6年前に忘れてきた未踏の展示室。
先生の案内に従って、正面入り口から外庭に出て、右回廊を沿って行く。
円形回廊の本館。東西南北で云えば、西口を出て南口へと向かうペンギン

自動ドアが開く。
目の前に新鮮な…いや、先ほどから目につく警備員がひとり。そして、裸婦彫像。
デジャヴュか、それとも錯覚か。
中に入っていくと、やはり元通りの場所へと戻っている。
exclamation & question
もう一度やり直そう。今度は左回りに向かうは北口。

自動ドアが開く。
目の前に新鮮な…いや、先ほどから目につく警備員がひとり。そして、裸婦彫像。
デジャヴュか、それとも錯覚か。
フォト
目の前には常にマイヨール。
マイヨールに迷えーるげっそり

そもそも本館から東口を通り抜ければ、別館があるはずだ。
果たして、東口。ドアは閉じられ、ダークサイド。
怖さだけが取り柄の警備員に訊ねている。
犬「ホームページに書いてあったように、別館は空調設備工事で閉館中です手(パー)」
融通が利かないことが警備員の職務。
そりゃそうだ。ここで手を合わせて新館への入り込みを頼んでも、それを認めるのは警備員の仕事ではない。
故に、別館にあるという第5〜8展示室には、いまだに届かぬロング&ワインディングロード芽

また、来ればいい。
きっと行くに違いない。
忘れ物はそのままにしておこう。
ひろしま美術館 ★10.
(つづく)



■日航、3000億円の赤字予想=コロナ再拡大、下方修正―21年3月期
(時事通信社 - 02月01日 17:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6397477

14 8

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2021年02月>
日 月 火 水 木 金 土
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28      

最近の日記

もっと見る