広さ100坪の名門温泉が貸切でフルチン三昧。
そこに至るまでの第1章:御朱印巡り。
令和の御朱印ブームもあっという間に去って行った。
明治神宮や伊勢神宮の御朱印をオークションで買ったあの人たちは今、いずこ。
『坂本八幡宮』
猛暑が去って時折、雨のぱらつく太宰府から筑紫野辺り。
令和の産まれたこの小さな神社は4月、5月と大混雑となり、御朱印のお授けすら中断してしまったという曰く付き。
例えるなら、タピオカに並んでいたのに、クソ混雑でタピオカが欠品し、代わりにサルミアッキを入れちゃったみたいなものだ。(←ものではない)
そんなブームも一瞬に去り、今日の坂本、駐車場もガラガラ。これなら御朱印もスムーズにゲットできると勇んで鳥居へ向かったら、こんな告知。
御朱印は書置きのみだし、月曜日、木曜日は休印日。週休2日の神主さん。
おいらの気分は日曜日モードだったが、振り返ると世間は月曜日。ダメじゃんね。
そこから温泉の予約時間まで、気が狂ったように(←狂ってない(自称))神社周りにハンドルを握る。
『二日市八幡宮』
社務所お休み。
『御自作天満宮』
「御朱印は二日市八幡宮でもらってね」=もらえない。
『武蔵寺』
九州で一番古いなんちゃら寺。心字池に浮かぶ睡蓮が美しく、太鼓橋でしばし鑑賞。
”おぼれるな もがいて沈む 欲の海”(読み人知らず)
寺務所にいた刀自に御朱印をお願いすると、なかなか深みのある揮毫を書してよこした。
柔らかくてなんだか暖かい。
『筑紫神社』
ここまで1勝3敗の御朱印巡り。まだ時間はある。
筑紫に来てここへ来ないわけにはいかない(←行く)
ところで九州や沖縄に行くと「原」は「はる」と読む。
西郷さんがおいどんしちゃった田原坂は「たばるさか」
筑紫神社の在る地名も原田も「はるだ」。
人名もそうなのだろうか?たとえば、原田泉=はるだ・いずみ。誰やねん。
第2章。
「二日市温泉に行くなら大丸別荘

」
北九州に住む後輩ちゃんからのレコメンドに従って、調べてみた大丸別荘。
なかなかの高格式で、日帰り温泉だけでは許してくれず、ランチ懐石料理と食事用個室がセットになっている。
もう一つ、興味深かった「糸島の周遊」とを迷いに迷って結論を出したのが当日の朝。
どうやら、時々雨の予報が出ていて糸島の周遊は諦めた。
当日のネット予約ができないため、アナログな電話をしてみたらランチコースに空きがある。

「1名だけなんだけど大丈夫か?」

「もろちんでございます

」

「ひとり個室で懐石料理なんて絵にならないよね」

「大丸別荘そのものが芸術的ですから

」

「陰で、『あのおやじ(←おいら)、ぼっちで温泉旅館来てるけど怪しくね?』なんて、言いませんか

」

「言ったとしても、あなた様には聞こえません

」

「じゃ、1名で予約を」

「プッ」

「温泉は水着とか着用するの?」

「もろちんでございます

」
ランチコースは11時30分から16時まで滞留可能。その間に懐石ランチを食し、入浴して庭園散策や個室休憩を楽しむことになる。
10分ほど早めに到着すると、ラウンジには4人家族ひと組と女子大生らしい4人組、そしてぼっちなおいら。そこかしこで「プッ」「プッ」と聞こえてくる。いや、こない。
予約必須とあるけど、平日の昼間はガラガラのようだぞ。プッ。
部屋に通されて中居くん、否、仲居さんから「お風呂にしますか、それともお食事にしますか」と、新婚気分なセリフをいただいたので、腹を満たさないと元気がないおいらは迷わず「食事から

」をオーダー。
10分ほど待たされてから、個室懐石が4回にわたって配膳された。
美味い!
美味いのは間違いないが、巧い言葉を使えば『味気ない』。
8畳一間の和室におやじ(←おいら)がひとりで見事な料理をいただいている。
贅沢なれど寂寥である。
食事は感動を分かち合ってこそ美味。旅もまた、いわんや。
60分ほど掛けて十分に腹を満たす。
さあ、いよいよ大丸別荘ご自慢の温泉とやらに浸かってやろう。
2,200円のオプションを追加すれば浴衣やバスタオル、記念アメニティが付いてくるが、我がちんは小さなタオルで余るほど拭ける。
風呂場への導線に昭和時代からのスター色紙が屏風立ち。
アイドルというよりは著名な芸術家が多く、或いはやすらぎの郷で過ごしているブロマイドな役者たち。
こうでなきゃ、いけないよね。
源泉掛け流し。
小さな滝が落ちるような音が聞こえるが、人の気配がない。
とてもクラシックな浴室の広さは100坪。
おいらの部屋の100分の1程度ではあるが、雄大な余裕を体感できる。
貸し切り状態。
大浴場ひとりきり。
潜る、泳ぐ、歌う。
出るのがもったいないと、のぼせんばかりに浸かり続け、ふたたび潜る、泳ぐ、歌う。
ちなみに風呂場で歌うと当社比3倍は上手くなる。
今度、カラオケ銭湯なるものを経営してみようか。(←しない)
60分ほど世界一贅沢な入浴気分を味わって更衣室に出て行くと、スリムクラブの丸い方みたいなヒゲしたおっさんが、今にも全裸の構えで立っている。
そりゃそうだ、風呂場だもの。出てきてよかった。彼とは混浴したくない
部屋にテレビはないので、持ってきたノートパソコンでyou tubeがBGM。
少しだけ昼寝して、少しだけ月曜日の日本なニュース見て、たっぷりと4時間半を使い切る。
安くない会計だけど、高いコスパで誰にでもおススメしたい。
旅行先、否、出張先でこんなに動かない半日は初めてかも。
日頃の激務が癒されたステキな温泉旅館につき
第3章。
御朱印巡り、ここまで2勝3敗。
栃ノ心のように負け越しで終わるわけにはいかないのがおいらのポリシー。
空港へ向かう途中、博多住吉で掉尾の参拝。
《住吉神社》
駐車場のおじさんがとっても親切でね。
17時までで社務所が閉まる30分前。余裕はあったけど、おじさんが気を遣ってくれた。

「ここからだと少し歩くから、鳥居をくぐって境内の空いたところへ停めちゃっていいよ。境内はね、あの角を曲がって、信号を左。社務所に連絡しておくよ

」
ぼくはまだかつて、嫌いな人に逢ったことがない。(川崎オスカー)
■猛烈な暑さトーンダウン 高知や福岡30度届かず
(日本気象協会 - 08月19日 16:11)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=174&from=diary&id=5753457
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