猫の日、夕刻
国立西洋美術館に拝観する前に上野公園を散策していたら「入場無料」の文字が目に入る。
『風車の書画展』(上野の森美術館)
入館すると深見東州という名がそこかしこに現れ、展示作品も多くの深見作品が展示されていた。
おいらの多岐にわたる知識が事実なら深見東州とは、新興宗教家の1人。
かようなカテゴリーの人物が絵画や書画に嵩じ、美術館を持つものも少なくないが、どうやらこの展覧会はそんな人たちが出品した展覧会らしい(未確認)。
つまり、これが入場無料の理由。とはいえ、一度入館した手前、そそくさと退館することも失礼にあたる。芳名帳への記帳は控え、作品目録をいただいて鑑賞をスタートした。
300点近い作品が展示されていたが、まるでワイフさんにもなったかのように時速3�劼梁�さで美術館の順路を辿っていく。
この作品には目が留まり、足さえも留まった。
展示室には2,3人しかいないのに、すると、おばちゃんも近づいてきて、おいらの隣について同じ作品を見つめている。
(すわ、勧誘か?…と感じたのも事実ではあるが)
しかし、おいらと同じような無辜な表情で「ふーっ」とため息をついた。
おばさんと顔を見合わせてしまう。ごく自然に。

「なんか良いですね」

「とてもいい雰囲気の作品ですね」

「可愛いというか、優しいというか」
日曜美術館の高橋美鈴アナと井浦新になったような気分。

「山羊の瞳ってタテじゃないですか。この絵の瞳はヨコで、笑っている。それがいいんですよね

」
良い感じの芸術談義だけど、相手は少々人生の先輩過ぎるので、恋も愛も生まれない。生まれるわけがない。勧誘が始まってしまうと面倒くさいので、山羊とおばちゃんにさよならを告げ、次なる展示室へと足を動かした。
あとで「山羊 瞳」でググったら痛恨のミス。山羊の瞳はヨコ筋で、絵の通りだった。
ダメじゃん、井浦新しい。
300作品の中でもう一つ目に留まったムーランルージュ。
本来は赤い風車なんだけど、水色の風車がおいらの心を引き付けた。
それにしても、皆さん上手だな
時計を見たらわずか7分で上野の森美術館展示室を拝観。
アトリウムでは、もう1つの無料企画展『上野の森美術館大賞展:千葉美香展』も開催中。行かないわけがない(←行く)
大賞作品は沖縄のビーチに寝そべる女性と水面との接触。審査員満場一致で選出された。
『神秘』
ビキニでないのは減点材料だけど、水面に漂う渦や波紋が繊細な筆致で表現されている。
1つの展示室に9つの作品が並ぶ。
ニュージーランドや北海道、そして沖縄。海、川、滝。
コンセプトは1つだけど、今後、審査員の1人でもある福田美蘭のような、感動的な作品を創作し続けてもらいたい。買わないけど。
たった30分の寄り道だったけど、フジテレビに毒されていない時期の上野の森美術館は、とても居心地がいい。
10月になるとここにゴッホがやってくる。
行きたくない美術館だけど、観たい作品だからどうしよう。そんな気分。
外に出るとすでに上野は黄昏時。
ナイトミュージアムの『ル・コルビジェ』を観るために国立西洋美術館。
その感想は、また別の日記。
閑話休題。
ようやく川崎大師への初詣で、母たちとともに。
例年、正月の大混雑が落ち着く初大師(1月21日ごろ)が終わった時期に参詣をしているが、今年は「あんた(←おいら)が外国(←フランス)から帰ってきたあと」という母のリクエストに応えていたら、2月今ごろの初詣でとあいなった。
我が家の守り福神(自称)でもある達磨さんの奉納と購入。
今年の福達磨は「赤、白、金」ということで、おいらは「白だるま」に決めた。
年に1度しか引かないおみくじは「末吉」。
大師のおみくじはいつも「末吉」ばかりの印象で、これを見るたびにクジの内容はほとんど読まず、ハンダースの鈴木末吉を思い出す。彼はいま、どこで何をしているのか。
一方で「大吉が出るまで引き続ける」というワイフさんと次女ちゃんは、すでに今年に入って神社寺院で4,5回は引いている。
その2人がお見事、難関な川崎大師で「大吉」を引き当てて、今年の満願成就。
お陰様で2月も下旬となると参拝客も限られていて、川崎大師らしからぬ閑静感。
明治17年創業の名門蕎麦店『松月庵』でおかめそば食べて、遅ればせの初詣で終了。
■米津玄師さんの世界観 紅白で歌った美術館、来館5割増
(朝日新聞デジタル - 02月23日 10:12)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5510409
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