mixiユーザー(id:8666179)

2018年10月16日22:35

427 view

《ミュージカル》心地よく生きる

黒澤明監督の名作『生きる』をオリジナルミュージカル化してしまったホリプロ。
日本版『メリーポピンズ』の成功と、劇団四季の総帥が鬼籍に入るという事情を受けて、かなりチャレンジングな体制で”ジャパニーズ・ミュージカル”をアップデートしていきそうな勢い。

フォト
『生きる』★5.(赤坂ACTシアター)
渥美清が寅さんであったように、ピーター・フォークがコロンボであったように、志村喬は渡辺勘治だった。
その渡辺勘治役を市村正親と鹿賀丈史がダブルキャストで演じるという奇跡の配役。
今夜のソワレは鹿賀丈史。

渡辺勘治に歌唱力は必要なく、老練さが重要。
マイミクのステラ2さ●曰く「たけしがたかし」と、(競馬予想はあれだが)なかなか知的な怪文を寄せてくれたが、まさに、たけしとたかしは舞台で融合した。
おそらく、キャストが市村正親にあっても、同じほどのスペックがあるだろう。
キャストを違えて観るつもりはないが、観た人にその感想を聞いてみたい。

★5.をつけたものの、第1部は半信半疑。
何もしないお役所仕事のシーンにかぶる音楽は常にマイナーコード。
右隣のおばさんは、始まって3分で舟を漕ぎ、10分後にはまるでタイタニックのように頭が自分の膝に落ちていた。それでも、ゴンドラの唄が聴こえてくると、きっちり起きてオペラグラスを使っているのだから不思議だった。
一方、左隣のおばさんは、一体なにがそこまで琴線に響くのか、途中からハンカチ握りしめて泣き出した。この感動泣きモードは第2部にも続く。
孤独鑑賞のおいら。舞台の転換点は第1部ラストの渡辺勘治生まれ変わりから。
スタンダードナンバーとして、或いは記憶に残るような楽曲がそれまで聴こえてこなかった(ゴンドラの唄は除くよ)のに、ラストチューンは第2部への期待を大きく膨らませてくれた。

第2部、わずか50分。
流れるようなテンポいい展開で、あっという間にラストへと向かっていく。
ラストシーンは黒澤映画のような皮肉的なエンディングではなく、宮本亜門がきっちりと纏めたのであろう心地よいラスト。
左隣の涙の洪水が気になって涙は出せなかったが、鳥肌ビーンのさぶいぼボーン。
2回目のカーテンコールで早々とスタンディングしたのも、鹿賀丈史への感謝の証。
ついでにACTシアター唯一の指笛を鳴らし、右隣のおばさんの眼を覚ましてあげた。
偉いぞ、おいら指でOK



■「組織では無能な人が出世する」林修氏が指摘「優秀だった人がいつの間にか無能な管理職になってしまう」
(キャリコネ - 10月16日 16:51)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=5333733
14 10

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2018年10月>
日 月 火 水 木 金 土
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   

最近の日記

もっと見る