『アホ乙』と書かれたら、ネットスラングで「このアホめ、おつかれちゃんwww」とまるで馬鹿にされてしまったダメなやつを想像する。
ちょっとした断捨離をしていたら、かつて廃場になった競馬場のレースプログラム(競馬新聞)やハズレ馬券が見つかった。その場面を、ワイフさんにも見つかった。
当社比”宝物”は、ワイフさんはじめ全世界70億人の人々には紙屑にしか見えないだろう。

「試しにオークション出してみようか

」

「ケッ

」
(ケッ=そんなもん、誰が買うねん)
実はその昔、こんな実績がある。
第1回ジャパンカップ(1981年)のレーシングプログラムと入場券
これがコレクターの入札によって1万円で売れたのだ。
売れた瞬間、”たった1万円で売って失敗した。売らなきゃよかった”みたいな想いをもったことを思い出す。
たかが「今は亡き競馬場のプログラムと200円のハズレ馬券」。
ワイフさんでなくたって、ゴミにしか見えないものである。

「いくらで売るの?」

「とりあえず1000円から。冗談で即決3万円で出してみた」

「ケッ」
即決価格というのがあって、欲しがりさんがこの価格で入れたらそこでオークション終了、すぐに落札となる価格。
どうしても欲しい人は、これで即決させるのがオークションのテクニック。
いざ、yahooオークション
しばらくして最低価格の1000円で入札が入る。
競馬関係のコレクターという人種がどれほどいるのかわからないが、入札してくれた人に感謝。
日本には毎週ハズレ馬券をコレクトしている金満家(仮称:S2)もいると聞くが、ネット購入じゃハズレ馬券趣味も味気ない
スマホからメール到着のピロリンが鳴る。
開いてみると「ヤフオク!−終了(落札者あり)」のタイトル。
次に送られてきたメール曰く、「ヤフオク!−即決価格での落札」
お金に関することは、必ずワイフさんに報告しなければならない。

「おかあ(←ワイフさん)、あの競馬新聞が3万円で売れちゃった

」

「ウソでしょ?いたずらだよ

」
これまで900件ほどのオークションをやってきたが、冷やかしの入札をされたのは1回だけ。冷やかし率0,1%
最近のヤフオクは意外とセキュリティがしっかりしていて、入札者と落札者でのトラブルが起きない作りになっている。
きっと、大丈夫。
早速、落札者からメッセージが届く。
宝物(当社調べ)の送付先が記されたメッセージだ。
それがこれ。
670-0944 兵庫県姫路市阿保乙××-× 〇〇 〇〇
阿保乙を瞬間で「アホ乙」と読んだ。
やられた

「おかあ、これ見てよ。アホ乙だって。やっぱり冷やかしだったね。あんなもの(競馬新聞とハズレ馬券)、3万円で売れるわけなよな

」

「もう捨てちゃいなさいよ、すっとこどっこい

」
念のため、記載されていた郵便番号をパソコン検索してみよう。
騙したやつが、本当に住んでいる場所かもしれない。
「670-0944」
最近のパソコンは、このように3ケタ、ハイフン、4ケタの数字を入れると、何度目かのクリックで住所が現れる。
現れた。
「兵庫県姫路市阿保」
姫路にアホがあるのか。
ついでに「乙」を付けて地図検索したら、阿保甲の隣に阿保乙が現れた。

「大変だ、おかあ。ほんとにアホ乙って住所があった

」

「ありゃま、ほんとだ。この新聞見つけたのは私のお陰(断捨離を勧めたぞ)だから、分け前よこしなさいね」

「はい。」
それにしても、コレクターの感覚は破格につき∞

ブランド物のショップ袋、処分した家電の取扱説明書… 家に眠っている捨てられないもの
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=134&from=diary&id=5228801
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