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2018年04月06日10:56

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三浦綾子の言葉

 大きな失敗を犯した時は、誰が責めなくても、本人自身がいても立ってもいられぬほどに、自己を責めているものだ。もう二度とこんなことはするまいと、心から悔いているものだ。その上、人が責めるのは、これこそ過酷というものだ。生きる道さえ閉ざしかねないことになる。

が、小さいミスは、本人がそれほど呵責(かしゃく)を感じていない。しかし、その小さなミスの繰り返しは、その人間に一つの傾向性をもたらす。そうなってからでは遅いのだ。小さなミスは、気づかせてやらなければ、本人が気づかない。だから少々叱ってもいい。だが、大きいミスは、生涯にそう幾度とないものなのだ。 

 
 〈三浦綾子『忘れえぬ言葉―私の赤い手帳から』〉
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