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2017年11月26日21:55

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三浦綾子の言葉

わたしが死にたいと願ったあの夜の海辺では、わたしは死ぬことができなかった。しかし、いままた生きようと思いはじめた時に、死はいつわたしの上に訪れるか、わからないのだ。死にたいということは、わたしの強烈な願いであり、意思であったはずなのに、しかも死ぬことはできなかった。いま生きたいと思っていることも、確かにそれはわたしの願いであり意思であるはずなのに、何とわたしたち人間の意志は、簡単に踏みにじられることだろう。

 そう考えてくると、わたしはこの世に、自分の意思よりもさらに強固な、大きな意思のあることを感ぜずにはいられなかった。 

 
 〈三浦綾子『道ありき』〉
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