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浜松・・・承前。これで最後。
井伊谷を出て浜松北方、鉄ヲタの聖地・天竜二俣
天浜線の駅からはほんの500m、小山を登っていくと現れる藤森照信作品。
『所蔵品展:「秋野不矩 画業の地平3 〜陽光と灼熱の大地〜」』(秋野不矩(あきの・ふく)美術館)
秋野不矩のなんたるかはwikiに譲るとして、展示作品よりは建造物を目当てにやってきた。
土曜日の昼下がり、大きくない駐車場には2,3台程度のクルマが停まり、悠々鑑賞可能な雰囲気を醸し出している。
1階の常設スペースを進んでいくと、スリッパを脱いで座りながら作品を鑑賞するホワイトキュービックのような展示室。
指示通りに床にしゃがみ9連作を眺めてみる。
ふーん。
何人かの観客がこの展示室にやってきたが、誰ひとりとして座ってみようとしていない。
コンセプトの誤謬?
100人入れば98人がそこにしゃがんで不思議なアート作品を見つめていた豊島美術館の不思議な経験を、ふと、ここ浜松で思い出していた。
★4.を藤森ストラクチャーに対して。
カーナビに『ねむの木村』と入力して経路を探る。
眠くなった木村くんの自宅へ行くのではない。
「ねむの木学園」そして「宮城まり子」。
障害者福祉や社会貢献にほんの少し興味のあったおいらは、中学生のころから「ねむの木」の存在が気になっていた。
おそらく『3時にあいましょう』や『スター千一夜』に出演した宮城まり子の生き方に、その当時から感銘を受けていたのだろう。そう思っている。
ようやく、人生初のねむの木村へ訪れる僥倖を得る。
切っ掛けは藤森建築を追いかけたという、ただ1点。
『ねむの木学園こども美術館どんぐり』★4.
掛川市の山中一体が「ねむの木村」と称され、障害者施設をはじめ、たくさんの関係施設が存在する。
通りすがりの道端には、宮城まり子の永遠の恋人・文豪「吉行淳之介文学館」も見ることができる。
携帯電話の電波すら通じない山奥の山奥で、健康な人も障害を持つ人も相互扶助しながら暮らしていく紛れもない綺麗な施設がある。(ある・・・はずだったのに、数年前、ここ、ねむの木学園を舞台にした詐欺事件や横領事件が起きてしまうのだから、人間の業とは恐ろしいものだ)
宮城まり子刀自、90歳、ご存命。「福祉事業家」という無欲の肩書きが素晴らしい。
展示作品は在学生のアール・ブリュットや、宮城まり子“おかあさん”の造型作品など。
内部にも藤森建築らしさはしっかりと顕れており、余裕ある白漆喰に居心地の良さを感じていた。
藤森作品、次は湯河原か北杜市か。
さて、ここまでで15時50分。
山を降りて掛川まで

30分。
“よし、大丈夫

”
貧乏性で欲張りで頑張り屋さんのおいら。
16時30分、最終入場時間のある場所へとカーナビを入れて、ねむの木をあとにした。
東海道新幹線
富士山側の指定席が取れなかったとき、太平洋側に席を取って掛川駅を通り過ぎるころ、不思議な屋外展示物を見ることができる。
『資生堂アートハウス』★3.
入場料無料の資生堂メセナ施設。
椿会展に展示された作品の多くが所蔵され、余裕たっぷりで観客を迎え入れる。
目当ての舟越桂作品は非展示だったが、父親・舟越保武や佐藤忠良は当然のように誇らしげに並べられている。
たまたま掛川に来たから寄ってみた。そんな気軽な立ち寄りで吉。
一日、たっぷりと走ってくれたレンタカーを掛川駅前で返却し、東海道線に少し乗ってスタート地点・浜松へ戻る。
浜松なら観光バス御用達・八百徳よりも断然ここ。
ビジネスホテル2階に鎮座する名店・『うなぎ藤田』。
これにて浜松小旅行の打ち上げ

SNS映え抜群!フォトジェニックな“お菓子の国”が渋谷に登場
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