先々週、テレビ放送された「HiGH&LOW THE MOVIE 特別版 from THE RED RAIN」は、とても特別な内容だった。
タイトルから、アクション映画「HiGH&LOW THE RED RAIN」を放送するのかと思ったら、そのアクションシーンをことごとくカットした上で、映画「HiGH&LOW THE MOVIE」のシーンを一部挿入し、新作映画「HiGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY」の宣伝とする内容だった。
テレビ放送前には、ハイローファンが「アクションすごい、面白いから見て」とTwitter上で布教に努めていたが、それらは放送開始直後から悲鳴に変わっていった。コミカライズ担当のCLAMPですら、これに不満をつぶやいて、後に謝罪している。
とまぁ、そんなことがあったものの、無事公開された「HiGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY」は初週興収1位となり、EXILEファンとアクション映画ファンの双方を満足させている。
さて、「HiGH&LOW THE RED RAIN」のテレビ放送でカットされたシーンに、主役の兄弟2人がヤクザの本拠地にカチコミをかけて、ゼロ・レンジ・コンバットという近接戦闘術で敵を全滅させるというシーンがある。この映画最大の見せ場であり、そのアクション監督は匠馬敏郎名義の坂口拓。
その坂口拓が主演するアクション映画「RE:BORN」を観てきた。題材はゼロ・レンジ・コンバット。多勢を相手に無双する主人公を見ても、これはギリギリ有りだな、と思えるくらいには、戦闘描写に工夫を凝らしている。敵の視線と銃口の向きを見れば、銃弾を躱せることは自分でも分かる(ガンカタ脳)。
「RE:BORN」の監督は下村勇二。ドニー・イェンの傑作「導火線 FLASH POINT」でスタントコーディネーターをしており、昨年の映画「アイアムアヒーロー」が2017年ジャパンアクションアワードのベストアクション監督賞と最優秀賞を受賞。名前を覚えておいて損はない人のようだ。
同じドニー門下の谷垣健治による「るろうに剣心」がヒットして、これで邦画にも良質のアクション映画が増えるだろうと、自分は期待していた。だが、増えたのは若手イケメン俳優を起用したコミックスの実写映画化ばかりだった。正直、がっかりしていたのだが、予想よりゆっくりとはいえ、確実に良質のアクション映画は増えている・・・ような気がする。
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