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2017年06月05日23:13

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三浦綾子の言葉

 五、六年前にいまの家を建てましたときに、夏井坂裕子という私どもの秘書が、上棟式のときに祈ってくれました。私たちは、注意して家庭をつくってきたつもりですけれども、この秘書の祈りにはまいりました。こういうふうに祈りました。

「どうか、この家を私物化することのありませんように」(笑い)。

我が家を建てて私物化しちゃいけないのかなと、一瞬思いましたけれども、教えられました。若い女の子がいつの間にか、私たちがいつも言っている言葉を聞いて、この家屋であっても、これは必要があって、私たち二人だけが仲よくそこに住むのではなくて、いろいろな方が来られたらえ、それこそ悩みを打ち明けに来る人がおいでになったら、その方を快く迎えて、あるいはキリスト教の集会をして、そのような公の場として使っていく、そういう家として与えられているんだと、その秘書は思ったようです。

(三浦綾子『なくてならぬもの』)
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