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2017年05月30日20:47

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三浦綾子の言葉

 生きているということは、人を傷つけているということだ、何人といえど、未だかつて、人を傷つけることがないと言える人はない。舌で人を刺すか、目でつき刺すように人を見るか、ともかくも、心の中で始終人を裁いている存在なのだ。その心の、冷え冷えとつめたく、何と冷酷なことであろう。

 ヒルティは、その著『眠られぬ夜のために』の中で、「人間を愛そうと思うなら―そしてこれこそ、どんな人間教育にも必要なことなのだが―裁くことをやめなければならない」と書いている。そのとおりだと、わたしも思う。しかし、人を裁かずに生きている人が、一体この地球上に何人いるだろうか。

(三浦綾子『旧約聖書入門』)
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