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2016年06月13日22:54

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三浦綾子の言葉

「いったい、今度の戦争で、どれだけの若い人たちが戦死したのかねえ。保志も死んだ。町内の豆腐屋さんの息子さんも死んだ。わたしの友達の息子さんも死んだ。戦争はむごいねえ。」

竜太はそのキクエに答えて言った。
「お母さん、死んだのは兵隊だけじゃないよ。子供も、老人も、赤ん坊も、女も男も、どれほど死んだことか」

芳子が大きくうなづいて、
「特攻隊として死んだ若い人もいるわね。とにかくその一人一人の命が、みんなかけがえのない尊い命だったのよね。」

(三浦綾子『銃口(下)』)
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