『天皇の料理番』がいよいよ明日、最終回を迎える。
視聴率は尻上がりに伸びており、おそらく20%を超えるだろう。
裏番組の対抗馬はフジテレビの芸人ものだが、所詮は迷走中のフジテレビ、怖くはない。
日曜日の21時。
茶の間にいることも、いなこともある。
このところ激務(当社比)が続き、2回ほどビデオ録画となっていたため、感動的だったと評判の第9回をある日の夕方、ワイフさんとともに観ることになった。
ちなみに、ワイフさんはサスペンスものにしか興味がなく『天皇の料理番』は真剣に観ていない
12回で最終回だから、さかのぼること3週前放映分となる。
見事に2,000人の宮中晩餐を成功させた徳蔵は皇居の空を見上げ、病床の兄への届かぬ声。
徳蔵「兄やん、わし、ちゃんとできましたか?あなたの誇りになれていましたか?」
シンクロする鈴木亮平、迫真の末期。
涙の用意は出来ていた。
Boooooooooo!
まるで、関東大震災の前触れのような地響き。
いったい何が起きたのか
感動の場面は、霧降高原の朝もやのように一瞬にしてかき消されていく。

「ごめん

」
恥ずかしながら、ワイフさんの放屁であった。
ただの放屁ではない。
今世紀最大の放屁だ。

「出もの、腫れもの、ところ嫌わずってね

」

「OMG

」
これを機に、ワイフさんとともに感動のドラマを観ることをやめることにした。
彼女とは「まれ」「アメトーク」「ぶっちゃけ寺」「LIFE」をともに観ているのだから、これで充分だろう。
さて、7月11日。
「今日は7月11日ね」と貴方が言ったから、今日はセブンイレブン記念日。
ワイフさんは高校野球選手権神奈川大会開会式に参加のため不在
土曜ヨガや本日初日映画など、時間をつぶせるイベントはいくつもあったが、いよいよ最終回を迎えるドラマを追いかけることにした。
第9回、スタートからの再見。
今日は三女ちゃんが静かに付き合ってくれている。
徳蔵「兄やん、わし、ちゃんとできましたか?あなたの誇りになれていましたか?」
シンクロする鈴木亮平、迫真の末期。
涙。号泣。
さらに、俊子。

「徳蔵さんよりも長生きします。ほやから、安堵してください。」
嗚呼、華たん。
洟が垂れてきた。
続いて第10回。
ワイフさんの放屁ではない本物の関東大震災が、平和だったはずの東京を襲う。
皇居前広場で展開される料理番からの炊き出しシーン。
先ごろ明治村を訪ねたときにボランティアガイドから伺った《帝国ホテル》開業時の逸話に、その想いがシンクロした。
大正12年9月1日、その日こそ帝国ホテル開業を祝う晩餐会当日。
正午少し前に発生した関東大放屁により、財界各位を招いたパーティは当然ながら中止。
日比谷公園に集まってきた被災者たちのために、その料理はもちろん、ホテルに貯蔵しておいたすべて食材を炊き出しに提供されたそうだ。
帝国ホテルのこの伝統は、奇しくも3.11東日本大震災にも活きており、この夜、帰宅難民となった人々を境なく受け入れ、ホスピタリティを尽くしたそうだ。
上下わけ隔てなく他人に役立つことをする。これが人間の真理。
戦争きちかいのアメリカのお役に立とうと、自国民の命をもてあそび、独裁者への途をひた走るクソ安倍には何一つ理解できない行動だろう。
第11回。
脇を演じる50歳代、60歳代の俳優たちが素晴らしい。
しかし、そんな名役者たちを凌駕する黒木華。
恥ずかしながら、おいらの年代にとって黒木といえば腋毛の香だが、今日からは華。華毛ということではない。
そもそも黒木華は「くろき・はる」だから、鼻毛はない
お父さん(←おいら)の泣きべそを見たくはなかったのだろう。
三女ちゃんがいつの間にか自室に戻っていく。
偉い。
そして、俊子に終焉が訪れる。
冬の雪道をひとり往く佐藤健。
滂沱。


第12回、最終回。7月12日。
どうやら、リアルタイムでは観られない。
これも激務(当社比)に耐える超ビジネスマン(自称)の宿命。
7月12日、22時30分を過ぎたころmixiに感動のつぶやきにあふれ、サーバーがパンクすることを願いながら、さて出掛けるか。

佐藤健、目を潤ませ黒木華に感謝「いい嫁でした」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=137&from=diary&id=3511376
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