逃げ場の無い閉鎖空間で起きるトラブルってのは、映画のネタとして魅力があるようで、いろんな場面で使われる。先日観た映画「エレベーター」もそう。
高層ビルのエレベーターで、子供がイタズラのつもりで緊急停止ボタンを押す。満員の搭乗者は、投資会社の最高責任者とその孫。投資会社の社員とその婚約者、及びその浮気相手。イラク系アメリカ人の警備員に、嫌味なコメディアン。そして投資の失敗で財産と家族を失った女性。彼女は爆弾を持っていると言う。こんなシチュエーションで、物語はほぼエレベーター内で進行する。なかなかサスペンスフルで面白かった。
エレベーターを舞台にした映画といえば、誰もが「死刑台のエレベーター」を上げるだろう。完全犯罪を目論む男が、目的を果たして逃げる際にエレベーターに閉じ込められるという話。有名にもほどがある名作。
シチュエーションを活かしたアイデア満載映画「CUBE」のDVDに収録されていた短編映画「ELEVATED」も面白い。エレベーターに閉じ込められた老夫婦を怪物が襲う。
「シックス・センス」のM・ナイト・シャマランが製作した「デビル」もまぁまぁ楽しめた。タイトルがいきなりネタバレだが、エレベーターに閉じ込められた五人の男女を悪魔が襲う。
「ダウン」は、エレベーター自体が主人公だ。エレベーター周辺で起こり得るあらゆる事故を映像化。ホラー映画だが荒唐無稽が過ぎて、ほとんどギャグに近い。
これら以外の、一部のシーンでエレベーターが出てくる映画にも面白いものはたくさんある。真っ先に思い出すのは「バイオハザード」かな。冒頭の細菌汚染事故発生シーンでエレベーターに閉じ込められる状況が怖い怖い。
「タワーリング・インフェルノ」も怖い。子供の頃に見て、エレベーターが怖いと思うキッカケになったトラウマ映画だ。
こんな死に方は嫌だってのが「オーメン2」。さらにその後継者的映画である「デッド・コースター」でも、エレベーターで起こる嫌な死に様が見られる。
ホラー系映画以外では「スピード」を思い出す。冒頭のエレベーターテロはサスペンスフルだが、キアヌ・リーブスがいるので安心してハラハラできる。「ダイハード」では、エレベーターシャフトは逃走経路にも武器にも使われる。「ヒットマン」でも、たしかエレベーターシャフト内でのアクションがあったような。ワイヤーアクションの名手ジェット・リーなので、シャフト内で転落する気がしない。
こういう笑えるイタズラは好き。
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