(続き)
ソフィア・リュウは2008年上海で生まれ、7歳迄日本で過ごしたそうだ。
カナダに移住、ダン・タイ・ソンに師事。
エトリンゲン国際ピアノ・コンクール第1位。
ダン・タイ・ソンとの出会いで才能開花した、現在17歳のピアニスト。
あどけない表情、ほっそりして肩幅も狭い、風に吹かれる楊のような風情。
ここでも、彼女のインタビューに対する応えを引用したい…
…ロマン派の音楽が大好きです、私もロマンチストなので。
師からは、芸術家、そして人間として刺激を受け続けています。
忘れられない言葉は「想像力溢れる音楽を奏でなさい」。
それが今の私の信条です。
多くの教師は、ここは強くここは弱くと細かな指示しますが、先生は、例えば風のように、また、自然の風景を想像して、などと言う。おかげで、私らしく演奏できます。
子供の頃、好きな演奏家がN響と共演するポスターを見て、いつか私もと思っていました。夢でしたから、今回、一緒にリハーサルができただけで嬉しかった。コンサートに向けて胸が高鳴ります。
多彩な表現力が求められるサン=サーンスのピアノ協奏曲第2番でN響と初共演。
情熱に溢れ、見せ場の連続。第3楽章はワクワクが止まりません。没頭して演奏します。
第2楽章は遊び心が満載。
第1楽章では魔法のような瞬間が何度も訪れます。
果てしない旅へと誘われるような曲で、深遠に響き渡る音色が堪りません。
この曲を通じて、私という人間を隅々迄表現できると信じています。
聴衆の皆さんにもそう感じてもらえたら至上の喜びです。
1868年に作曲された、古典的な3楽章構成。
但し、カデンツァでゆっくり入り、アンダンテ、アレグロ、プレストと楽章を追う毎にテンポが上がっていくのは珍しい。
アンコールでは、全く知らないアメリカ合衆国のルイス・モロー・ゴットシャルク(1829-69)による《トーナメント・ギャロップ》を演奏。
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