突然、クイズが始まった。
スタートは「評判通り」の場所。続いては「近場ではない」「お墓ではない」たくさん歩ける場所。静岡よりも西。最後はバスから特急に飛び乗った
ちっともわからんちんちんだけれど、最近のおいらは難解クイズがマイブーム。
必ず解き明かす
そしてこちらはカマキン。
中国からのインバウンドは確実に消失している。
小町通りも修学旅行生徒だけが目立っていて、とても心地の良い鎌倉を取り戻している。
『川口起美雄 Thousands are Sailing』(神奈川県立近代美術館鎌倉別館)★5.
川口某を知らなかったけれど、ポスターやフライヤーが「観に来い、観に来い」と迫ってくる。下調べもなく、引きつられるように八幡宮の裏手を登っていった。
スタートはカマキン収蔵作品のひとつで川口25歳の作品『メランコリィ』(1976)と、同じくウィーンで描かれた『柘榴』(1977)。
技法は北方ルネサンス、オーストリア仕込み。
今回の展覧会訪館の切っ掛けとなったのが、この辺りの時代の作品。
有元利夫であったり、フランチェスカの『ウルビーノ公』であったり。
『エーテル体の私の肖像』(1990)
写実でありシュールであり。
『フランツ・Kの街』(2011)はまるでツェッペリンに2枚組アルバムのようだ。
『櫂をくわえて北へ飛ぶ鳥』(1988)
櫂をくわえて北へ飛ぶ鳥が、確かに草原に見つけることができる。
ウォーリーを探せ
『眼たち-分解するイシ』(1990)
4つ足2題。
2頭の重なった馬につけられたタイトルは『二隻の舟』(2010)。
彼の知識の中にはマグリットが必ずある。
『Across the Universe』(2020)はカマキン収蔵作品。
今回で二度目の鑑賞であることを覚えている。
2025年作品も12枚とたっぷり。
つまりは今でも現役74歳也。
『美しい泉』(2025)
『川に沿って』(2025)
タイトルの意味はほとんど分からない。
川口起美雄マイベスト3

『故郷を喪失したものたち』(1981)
「多くの人が住むべき場所、そこに住まって幸せを感じうる場所を持っておらず、誰もがそれを求めて旅をつづけている」

『別れのワルツ』(2010)
ナチスがポーランドで行った惨殺を思い浮かべてしまった哀しみの線路風景。
いつの日か、ここに処刑されたユダヤ人が吊るされていたのだろうか。
答えは違っていたようだけれど、第一印象はいまでも変わらない。
描かれているのは朝のミュンヘン駅。

『境界』(1997)
これがマイベスト。
ふとっちょマルガリータが2棟。本作は実在しないタテモノらしい。
泥濘の地面だろうか。小舟が置かれているが、雨が降らなければ使い物にはならないだろう。
メインビジュアルに採用された『セルロイドの羊たち』(2025)新作。
もろちん、羊の一頭も観ることはできないけれど、セルロイドの少年たちの、どうやら視線の先に羊がいるようだ。
ファン・エイク兄弟による祭壇画『神秘の子羊』へのオマージュとは知らなかった。
ゲントで拝見した想い出の祭壇画。
川口の描いた右側の画面には、かつて『神秘の子羊』が捧げられた祭壇が、ひっそりと置かれている。
川口はかつて、『神秘の子羊』修復シーンをゲントで立ち会っているようだ。
それどころか30歳代の頃には、ウフィツィ美術館の修復部で仕事に携わりながら北方ルネサンスを学んできたという。
展示されている作品のほとんどが魅力的
まったく心地の良い鑑賞室。2周半、1時間。
川口起美雄という現役作家を知っただけでも価値は高い。
とにかく歩いてもいい気持ちになっていた。
クイズは解けてはいなかったけれど、頭の体操をするにはちょうどいい20分程度のウォーキング
人生2度目の海蔵寺。
真っ赤な紅葉に釣られて、行き止まりまで辿り着く
歩いている時間も含めて、なんだか気持ちが良い。
カマキンの当たりを掴んだからか、それともランチタイムに聴いたハンドベルがそれほどまでに琴線さえもくすぐったのか。
いや、そうではない。
トートバッグに入れられた柿。
きっと、これがおいらの心を澱みなく美しいレベルへ引き上げてくれている。
贅沢な時間。
16つの井戸。
これさえもキセルができる環境だというのに、疑うことなく100円を奉納できていた。
ヨシッ、これで良し
■マルチタスクが上手すぎる「カニ」爆誕していた フタの上で一匹三役...バンザイをして時を待つ!
(Jタウンネット - 12月10日 08:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=241&from=diary&id=8589212
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