ドルが情けないからゴールドがどんどんと上がっていく
これに消費税を加えて売値はグラム18,500円。もろちん最高値。
なので消費税減税に真っ向から反対する

アートレビュー
上野。
カレーの市民たちが直射日光を浴びてかなりつらい姿をさらしていた。
おいらが西洋美術館のキュレターなら、水浴用の桶を置くか、日傘をさしてあげる。
スーラだったりモネだったり、ロダンに手を貸してあげてたいものだ。
しかし、困ったことに残念ながら、川オスはキュレターではない。
主体展。
今年は記念の第60回。
2013年・第48回。当時、何かの切っ掛けで同級生がこの同人に参加しているのを知ってから、9月のはじまりのルーティンワーク。
お陰様で同人の方々から挨拶をいただくようになってきた。1年に1度きりの再会なのに。
第1室。入室早々から目を見張る作品に出会う。
プロ、或いはセミプロの、多くは無名の作家さんたち。
故にキャプションを見る必要もなく、真にタブローを眺め感動の声をあげていく。
竹橋でオキーフのタチアオイを見たばかり
それよりも深いシュールなアートだった。
3連の赤い波間。そのくせにタイトルは『青い連』。
夕陽を浴びての赤ゆえ、本来は青い水。そういうことなのか
ムンクのような不気味さに天才バカボンの太陽。
知らないアーティストたちの見たことのない作品に出会う喜び。
この1年で物故者となった方の祈念作品。
鴨居玲のようなピエロ。しかしながら痩身。こちらは松井豊氏。2024年、96歳で没。
朱の抽象は女流作家・水野博子氏。87歳で没とある。
イメージがつかず首を傾げていたら、先生から「ダンサーのようだ」とヒントをいただいた。なるほど、そう見えてきた
喜一郎さんの作品?
そうではなかった。精緻でとても美しい。
ベネティアだろうか。行ったこともない癖に。
印象的なお気に入り2題。
これは豚なのか、犬なのか。
耐えられなくてタイトルを見たら『陰』。そういうことではないんだよ。
『境界-間』(2025)
同級生画伯が鑑賞に帯同してくれていた。
ひらびーの気づき。
これまでの作品は視界の広がったところにシンボルである象がいたのに、今回の新作は樹林を前面に、主題の象が見え隠れしている。

「松園の作品にインスピレーションを得た。やはり、ウクライナやガザでの分断を想って描いてみた」
深い。川オスのシンプルな脳内より1億倍深い。
今日、画伯にインスピレーションを与えた松園を教えていただいた。
深い。川オスのイージーな生き方より1億倍深い。
おいらの発する思い付きのシロウト言葉をしっかりと受け止めて解説を加えてくれる。

「まるで神田日勝じゃん(神奈川弁)」

「そうだね」
主体美術の創始者の一人でもある大野五郎。
96歳で鬼籍に入ってから20年。
第60回記念講演会として大野五郎にゆかりの深い3人の作家さんがテーブルトーク。
3人全員が70代後半から80代という方々ゆえ、彼らよりもさらに20歳は年長の大野五郎について、しみじみと、かつ自由奔放に語ってくれた。
1時間30分+α
まるで小説を読んでいるかのように、様々なエピソードが繰り出され、トークの中に知っている作家の名前が出てくると嬉しかったり、90分が唯一無二、無駄な時間もなくトークを終えた。
下段は幹の太いピサロは、19.2秒ほど見つめてみると、首吊りの木に見えてくる
怪奇。
トークの端緒を務めていただいた反町勝治氏『野木の公孫樹』
オープニングから持ち時間を相当オーバーして70分。レポート用紙にして何枚だろう。
それでも一生懸命に語ってくれるその姿がありがたい。
2番手は佐藤善勇氏。
師匠である大野五郎氏が亡くなる2日前に盃を酌み交わしていたんだと、マイクを握りながら涙ぐんでいた。
自分のタブローに感想も述べている。
大野師匠の言葉をいただいたのだろうか。青い小樽の空を描きたがっていた。
小学校時代に電線にぶら下がって両腕を失くした水村喜一郎氏。
それから70年、筆を口に咥えて作品を仕上げている。
彼の私設美術館まで出掛けたし、銀座の画廊ではたっぷりと話を伺うことができた。
トークの終盤、時間が押して1問だけの質問コーナーに指名された浅野修氏。
質問はひとつもなく、大野五郎氏との出会いを語ってくれた。
会が終わっても浅野先生が会話を続けてくれる。
やがて同級生画伯から紹介されて、初めてぼくらが初対面でないことに気がついてくれた
帰り際、画伯に対してこう伝えていた。

「いい人たちを持っているね」
画伯もうなずいてくれていた。ありがとう
難しいMCをしっかりと務めてくれた井上樹里氏『雲間の星』。
最後につけた星が、まるでそこにしかありえないような位置で輝いている。

「最初は山の稜線上にと考えていたけれど、縦長のキャンバスを家の前の道路に立てかけて眺めてみたら、あそこしかなかったんですよ」。
皆さんが優しく自作を解説してくれる。
續橋守氏『跡』。
こちらは先生からのリクエスト。横浜のギャラリーで生徒さんから画家への兆しを勧められたそうだ。画家よりも学芸員。まだまだ遅くはない
同人会なのだから、会費さえ払えばだれでも入会できるものだと誤解をしていた。
そうではない。
入会には多くの推薦が必要で、描いても描いても入ることのできない候補生も多くいるらしい。
意外とこれがお気に入り。
皿も箸もキャンバスを分けてしまったのが愛らしい。
総勢260枚のタブローをイッキミできた。
先日、竹橋で『新人画会』の存在意義を知ったばかり。
大野五郎がその一人。とても勉強のできた貴重な3時間。
良い友を持つ。
■金先物、初の1万7000円台=NY最高値と円安―大阪取引所
(時事通信社 - 09月03日 17:02)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=8460579
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