mixiユーザー(id:650777)

2024年10月24日21:36

52 view

破墓/パミョ(ネタバレ)

先日観た映画が、思い返すほどにじわじわと面白味がよみがえってくるので、再度日記のネタにする。

韓国系アメリカ人の富豪が、息子の原因不明の体調不良に悩まされている。その上、富豪本人の枕元にも先祖の霊が立ち、何かを訴えてくるという。韓国から呼び寄せたシャーマン師弟の見立てでは、先祖の埋葬の仕方に問題がある可能性が高く、改葬を勧められる。

土葬の墓から遺骨を掘り出して、別の墓に移動する改葬は、実際に韓国では珍しくないことらしい。

富豪の先祖の墓がある韓国に戻ったシャーマン師弟は、旧知の仕事仲間である風水師とキリスト教信者の葬儀士に声をかける。さながら、アジア的宗教アベンジャーズのようなものの結成となる。彼らは、本来なら遺骨を丁寧に弔って改葬すべきところを、富豪の希望を受けて棺のまま移送することを決める。

改葬シーンでは、シャーマンが派手に踊り舞い、ブタの死体を切りつけ、その間に葬儀士が墓を掘り起こす。本当にそんな儀式が韓国でリアルにあるものなのかどうかも分からないが、映画として見る分には面白い。

ところが、地面を掘り起こして現れたのは、縦に埋まっていた棺だった。まるで杭を打ち、何かを封印していたかのように。

もう、この辺りで色々と不穏な雰囲気なのだが、ここで出てくるのが、「昔の日本人は大地の龍脈を絶つために、韓国各地に杭を打っていたと言われている」というセリフ。「もちろん、これは都市伝説であって、杭の99%はただの測量杭だった」と続くのだが・・・、1%はマジなのかよ!

そして、ホラー映画でお馴染みの展開。移送の途中で棺を開いて、良くない物を解き放たれる。依頼者である富豪の家族が次々と死んでいくが、シャーマン・アベンジャーズが改葬をあきらめ、棺を火葬にすることで、かろうじて事態を治める。最初からそうしろよ、と言いたくなるが、韓国人にとって先祖の墓を守るというのは大事なことなのだろう。

話はまだ終わらない。縦に埋められていた棺が気になった葬儀士が再び墓を掘り起こすと、地面のさらに奥深くにもう一つの棺が見つかる。これこそ、日本から来た狐の陰陽師が封印していた戦国武者の鎧の怨念そのものだった。シャーマン・アベンジャーズは、あらかじめ体中に経文を書いて備えていたが、鎧の怨念は経文のわずかな隙間を狙って攻撃してくる。次々と倒れていくシャーマン・アベンジャーズ。果たして戦いの行方は?!

自分は風水とか五行思想については、よく知らないのだけど、マンガやアニメの伝奇アドベンチャーみたいなものは嫌いじゃないので、この映画はとても楽しめた。というか、自分が知らない韓国の怪しい風習が沢山見られて面白かった。日本のマンガやアニメだと、はいはいファンタジーファンタジーで済ませるところだが、外国映画で描かれる本気か冗談か判別できない描写には、独特の味わいがある。

この映画の監督は、水木しげるが好きらしく、日本映画に登場する妖怪はかわいい場合が多いので、恐い妖怪映画を作ってほしいとのこと。いや、あんたが韓国で恐い妖怪映画をどんどん作ってよ。この映画の恐さなら、十分恐面白い。(大体、恐い時のぬーべーくらい恐い)

8 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2024年10月>
日 月 火 水 木 金 土
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

最近の日記

もっと見る