ふぞろいの林檎たち
ちょうど学生時代。
国際工業大学に母校を重ねて、コンプレックスの中に自分の生き方を見出していた。
それまで深くなかったサザンオールスターズに『栞のテーマ』や『Oh!クラウディア』という名曲を探し当てた切っ掛けのドラマだったかもしれない。
ギルガメッシュナイトでさらされるようなバストより、高橋ひとみ嬢の美しいバストに衝撃を受けていたあの頃。
PART2以降はあれだったけど、山田太一さん、ありがとう。
山田マイベストは『高原へいらっしゃい』の北林谷栄

「オスカーさん、春画に造詣は?」
いつもの編集長さんにお呼ばれが決まって、慌てて春画研究に没頭する。
浮世絵は苦手だけれど、春画はあれだ。

映画レビュー
101『春画先生』★3.
まずは手始めにドラマ仕立ての『春画先生』から。
内野聖陽のド変態ぶりを楽しみにしていたのに、かなりの抑え目で《R+15》のソフト路線。その分、北香那なる坂系にいそうな若手女優が、それこそふぞろいのひとみ嬢のように身体を張った演技をしてくれていたけれど、これも『愛の渦』麦嬢と比較してしまうと、まるで反応しない
春画については、謎の館の鑑賞会シーンが役に立ったけれど、中盤以降は春画関係なく、単なる追っ掛け物語。
春画をTITLEに名乗るには百万年早い。尻すぼみ。

アートレビュー
メインディッシュであろうドキュメンタリー映画を観る前に、必然性ある展覧会。
『銀座の小さな春画展』(ギャラリーアートハウス)
あまり好みではないミニシアター《シネスイッチ銀座》が運営するギャラリー《ギャラリーアートハウス》のこけら落とし展覧会。
鑑賞料金1,000円、日時予約の上で入廊。
小さな会場につき、コスパはあれだけれど、ちょうど日本の春画王・浦上満氏(浦上蒼穹堂代表)のギャラリートークに参加することができた。
これは貴重な機会で、1,000円ごときでは聞けるものではない。
葛飾北斎『喜能会之故真通』〜“蛸と海女”や、喜多川歌麿、歌川国芳、歌川国貞など50点の春画を解説してくれた。
これでおいらも、春画王子(自称)。

映画レビュー
103『春の画』★4.5
いよいよ春画ウィークのメインとなるドキュメンタリー映画試写会。
月島でひとりもんじゃで腹を膨らませたあと、小さな試写室へと向かう。
すると、招待客の一人として日本の春画王・浦上満氏も来館中。昨日のお礼を告げる。
ゲストパーソナリティには、日本の現代美術界をリードする橋本麻里氏の解説つき。
彼女は2025年に開廊する《甘橘山美術館》の館長となることが決まっている。
なので「仕事くださいね」と、すり寄って挨拶したことは言うまでもない。
ドキュメンタリーのほうは、よくぞここまで春画の歴史を追ってくれた。
しかも、そのものズバリの場面さえ無修正上映。R-18 の矜持。
映倫もかなり節穴になったものだ。(←誉め言葉)
ここにきて、なぜだか春画映画2本連続公開。
ヒットが期待できるわけもないけれど、これで春画ブーム到来かといえば、そうでもない。いまだ、日本の美術界では春画は嫌われ者。細川護熙の決断がなければ、展覧会さえままならない。
上映後のティーチインで、ご褒美にいただいたグッドセンスなトートバッグ
赤いバッヂを外してしまうと、きっと刑法175条で捉えられるので気を付けたい

脚本家山田太一さん、老衰で死去 89歳「安らかで静かな旅立ちでした」ふぞろいの林檎たちほか
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=7657534
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