奥能登国際芸術祭、たくさんの人たちとの出会い。
一期一会。
3年後に再訪できるとするなら、このページを振り返ってから訪れよう。
mixiが続いていることを前提に
《奥能登9》承前
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『回遊の果て』(吉野央子)
タコつぼのオブジェ。
かつて、我が家の部屋にも浮かんでいたマグロが懐かしい。
あの頃は、お尻の穴からヘリウムガスを注入して部屋に浮かせて遊んでいた。
今でも博品館に売っているのかな
受付を担ってくれていたボランティアスタッフは地元の老女たち。
目じりに刻まれた皺が、優しい土地で育ってきた人生を現していた。
やがて、3人目の老女がやってきて、自宅の庭から取れた「鬼ゆず」をオブジェの脇に置く
なるほど、入室したときには置かれていなかった。
このオブジェ+鬼ゆずに気がついた才女が、
「とても似合いますね

」と声を掛けている
まるで、作家さんがセットしたような自然体。
3人目の老女さん、その感想にとても喜んで鬼ゆずを「持っていきな。うちに行けばたくさん成っているから、また持ってくればいいから」と、才女に手渡した。
受付の三老女たち、たくさんの旅行者と出会えてとても幸せそう。
ぼくとの会話では、わざわざ立ち上がっての横浜の話題が終わらない。

「また来ますね、3年後。絶対に元気でいてくださいね」
これが北川フラム氏が仕掛けた地域活性芸術祭の矜持。ほんとうに凄いことだと思う。
『海の上の幻』(城保奈美)
インバウンドな白人カップル。

「どこからやってきたの?」と聞いてみたら、

「Switzerland, Basel

」
バーゼル。行ってみたい美術館がある。そう返事をしたら、「是非、おいで」なんて笑顔で返してくれた。
きっと自然に恵まれた美しきスイス。
ようこそ、遥かな日本に来てくれました。存分に楽しんで欲しいものだ。
ヤングギャル5人組は完全にインスタ蠅目的に。
レンタカーで廻れているのか、ツアーバスでやってきたのか。
また、どこかの芸術祭で会えるだろうか。
『流転』(シリン・アベディニラッド)
漁港の倉庫蔵。投網とガラスを使ったインスタレーション。
こちらの受付は地元漁師だろうか。男たち、コミニュケーションが苦手なのか、アートが苦手なのか、先の老女のような会話は弾まずに鑑賞を終えてきた。
『人間は赤ちゃんから生まれる』(北山義夫)
北川フラムにして「気味が悪い」インスタレーション。
ひびのこずえの作品展示受付のおねえちゃんも「気持ちが悪かった」と、やや悪評。
人形を300体、保育室に並べ、さて鑑賞者の私たちはどうしたらいいものか。
なるほど「気味が悪い」
「秘境」(コウ・シュンミン)
トライアングルステンレスに覆われた跨線橋を渡り、そして戻ってくる。
廃駅でのインスタレーションシリーズ、鵜飼駅にて。
レンタカー返却までの残り時間、40分。
(つづく)

コーヒーの差し入れをもらったら…… 3年ですっかり日本に染まった外国人の所作が「完璧」「自然すぎる」の声
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