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2023年10月31日14:23

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《2023奥能登2》Stand by Me

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『自身への扉』(ファイグ・アフメッド)

手回しせねば雨が降る。雨
今回の Tripenart は旅行前から、到着2日目の雨予報が消えず『傘いらずの神様も運の尽き』と覚悟をしていた。
2日目の朝、部屋のカーテンを開けると微妙なる曇り空。
こんなこともあるさ。きっと、雨が似合う芸術祭なんだろう。
《奥能登2》承前
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1986237430&owner_id=8666179
ホテルのご厚意で、ガイドブックよりも珠洲や芸術祭に詳しい地産地消文化情報誌をいただいた。きっと、忙しいフロントのお兄さんが、おいらの持つ「何か差し上げたくなるシンドローム」に惑わされてしまったのだろう台風
モーニングタイムを利用して、雨降りプランBの対策を練る。
セグメントは2つ。
〇…屋外展示で24時間鑑賞可能。けれども、雨に弱い。
△…屋内展示で雨に強い。しかし、開室は9時30分〜17時。
2日目のスタートを8時過ぎと区切っていたから、雨が降ったらしばらくは〇も△も鑑賞不可。
マップにそんなマーキングをしていたら、昨夜通りがかりに鑑賞をした2作品の位置も記されている。
よし、これは第3のマークだ。この転機、天才的である。(自称)
※…すでに鑑賞済み。

さて、※を2つ記してから、頭の中が混乱するペンギン
マップに入り乱れる〇や△。
〇と△の違いがわからないげっそり
どっちが雨に強くて、どっちが雨に弱いのか。

まるで見透かされたかのような展開に、モーニング鬼盛りの報いがやってきたペンギン
腹が痛くてたまらない。
静寂のレストランに響く唸り声。
朝から腹をよじり、大爆笑の瞬間。
こんな楽しいひと時を経て、芸術祭2日目が始まった車(セダン)

8時30分、スタートが早すぎた。
ホテルから100mも離れていない屋外展示。外は雨雨
大きくて強くて、36本も骨のある傘をホテルから借りているけれど、海岸縁の作品を観るような天候ではない。
かぐや姫を聴きながら、レーダーの示す通り15分ぐらい待っていよう車(セダン)
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『家のささやき』(豪華朗機工)
プロデューサー・北川フラムさん一押しの作品。
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当初の設計ではドーム型であったものの、5月に起きた震度6強の影響を受けて、地元復興最優先。芸術祭の開催自体を3週間遅らせて、作品は簡素化する選択をする。
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能登特有の黒瓦。風が吹けば、揺らぎが起きて不思議なアクションを伴うようだけれど、小雨になったとはいえ無風の海岸。サウンド・オブ・サイレンスで洞内巡りを楽しもう。

結論から書けば、傘を差したのはこの15分だけ。天気予報は14時まで雨が降り続くはずなのに、やはり《傘いらずの神様》本領発揮。(除く15分)
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『Something Else is Possible』(トビアス・レーベルガー)
塩田千春作品とともに、芸術祭メインビジュアルになっていて、カラフル好きの自分としては期待超絶インスタレーションの一つ。
箱根彫刻の森の奥の方に似たような作品があるけれど、あれは日本人作家・松原成夫作。
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舞台は廃線・廃駅となった蛸島駅。
薬屋のプロパーさんなら良くご存じだけれど、ここが能登線の終着駅。
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未だ取り除かれていない線路電車
スマホに仕込んだミュージックアプリを起動して、誰もがチョイスするキングな曲をスピーカーで流しながら歩いて行こう走る人
やがて辿り着く、まるでラブホテルマル秘の看板。
こんな還暦があっても、いいじゃないか。
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仲の良い若いカップルが、インスタ蠅なインスタレーションでポーズを取っていた。
蟹座「写真撮ってあげようか?」
ひよこ「あっ、いいんですか?」
ステキな笑顔にあふれていた。
蟹座「線路の向こうまで歩いて行けるよ。BGMは『スタンド・バイ・ミー』だからね」
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そんな余計なアドバイスをしたくなるほどに、ここはキャッスル・ロックだった。
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『植木鉢』(大岩オスカール)
廃駅をもう一つ。『正院駅』…蛸島の次の駅ということになるのだろう。
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取り払われた線路に鎮座する焼酎壺。
ここにアートを描いたのは、昨年8月、瀬戸内男木島でお世話になった大岩オスカール。
ディア・ビーコン行きを決心させてくれた理解者の一人。
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タコつぼのような植木鉢。
一体、地元の老人たちは、これをどう評価するのだろう芽

クルマは島の山間部を突き抜けて日本海へと目指していく。
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『あかるい家』(中島伽耶子)
その途中にある木造家屋は、事務所として使われていた廃屋。
電気一つないその家に入ると、自然光を取り込んだプラネタリウムが待っていた。
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愉しみ方は人それぞれ。
すべての展示作品を追いかける人もいれば、いつも先に入っているのにあとから出ていく鑑賞者もいる。
ただ言えるのは、ほぼすべての人たちが芸術祭のためにやってきて、芸術祭を愉しんでいるということ。唯一、一人のパーマネントおやじを除き、99%の鑑賞客が笑顔だった。
だから常に優しくなれるのだ。

(つづく)



■【みんな覚えてる?】国語の教科書で“1番好きな話”ランキング 2位「ごんぎつね」、1位は「太宰治の短編小説」
(まいどなニュース - 10月28日 19:10)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=262&from=diary&id=7615120

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