ランチタイム。
隣のサラリーマン2人組が旅の話をしていたので聞き耳を立ててみた

「夏にね大洗というところからフェリーに乗って北海道へ行った来たよ

」

「いいっすね。どのくらいかかるんですか?」

「18時間ぐらいだった。でも、ほんとゆっくりできて良かったよ。プールとか映画館とかあるし」

「大洗っすか。行ったことないな〜。何県なんすか?」

「えっと…栃木県だったかな

」
鼻からタンタンメンを噴いてしまったが、これもまた仕方がない。
滋賀県や埼玉県にだって海を作ろうとしているのだから、栃木県からフェリーが出航する時代も近い。
《筑肥2-7》承前
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1週間の西九州放浪
長崎から熊本へ出て、長崎から佐賀へと向かう。
あこがれの『かもめ号』乗車時間はわずか18分
リレー号なる偽物に乗り換えてSAGA佐賀。マイ都道府県ランキング46位の地。
初見参、佐賀県立美術館。
これで未踏の都道府県立美術館は7か所ほどになってきた。
モダニズム建築で、まるで北九州市立美術館の磯崎新をなんとなく彷彿とさせるファザードや空間感。設計は内田祥哉+高橋靗一。
内田さんは寡聞にして知らないが、高橋さんはその難しい名前で記憶にある。群馬県立館林美術館を作ってくれた人。フラナガンのうさぎが居た場所かな。
『たたかうアーティスト池田龍雄』★3.
岸田総理のように、何が特長だか今一つ見えない作品群だった。
閑散とした館内。
国内外、数万軒(自称)の美術館巡りをしている人生で、初めての行為をここでしでかした。
モギリのスタッフさんたちのしゃべり声が展示室内まで響き、世界一温厚で鈍感なおいらが、人生初めて、セキュリティスタッフさんに意見を申し上げる。

「少し…騒がしくありませんか?」
極めて低姿勢。
何なられば、いつもはスタッフさんに叱られてばかりの還暦鑑賞者が、ポジションチェンジにチャレンジした。
セキュリティスタッフさん、あわてて入口まで向かい、受付のスタッフさんにご注意しているだろう。
その隙に撮影禁止の展示室を撮影しておこう。なんて、浅はかな考えは微塵もない。
そもそも「川崎オスカーさんは撮影可」が全世界共通のルール。
実をいうと、モギリのスタッフさんにはちょっとした意趣返し。
入館時に「常設展はありますか」と尋ねると、3人いたスタッフすべてが、
「そんなもの知らん」の姿勢。アルバイト以下か、見事なまでの塩対応。
一事が万事、ヒマな美術館のモギリは無駄話でお茶を濁していた
常設展。
企画展展示室のすぐ隣室に一部屋だけの常設展示室を見つけた。自力。
大好きなラファエル・コラン
スポットライトにフォーカスされたコランの美しさを、ぼくは知っている
佐賀といえば岡田三郎助。
三郎で止めておけばいいものを、なぜ助を付けた。
東京から移設したアトリエも、残念ながら雰囲気は醸し出すことができず、佐賀県立美術館の実力に疑問符が灯る。
唯一、この2点。
ここへやってきたのは、青木繁2点を鑑賞するためだけのため。
いつかのアーティゾンで奇跡的に鑑賞することのできた『朝日』(同窓会蔵)に再会し、とても貴重な展示となる『繊月帰舟』(個人蔵)を初見。
まるでおいらの訪館を待ち構えていたかのようなマスターピース2点。
これだけでもう十分だ。
佐賀空港のマジックアワー
それにしても味気ない空港だ

本当に「ダサいたま」? 埼玉県が意見募集 映画「翔んで埼玉」続編公開に合わせ広報紙で討論
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