日曜美術館で平櫛田中賞を受賞した棚田康司の魅力をあらためて知り、さて、その平櫛田中を学習しようと岡山へ向かう。はずだったけれど、秋華賞で全財産をスッてしまい、仕方がなく東京武蔵野の小平市平櫛田中美術館へ行くことにした
どうせ武蔵野へ行くなら東村山にあるハンセン病療養施設にも足を伸ばそう。
自然に浮かんだそのプランニングを果たすために、開園状況をネットで調べると、その日は偶然にもスタッフによる施設ガイドツアーの日。いつもながら、こんな奇跡に巡り会い、行かないわけがない。(←行く)
《貫井神社》
毎度毎度のルーティン。ぶらり旅でも欠かさない寺社参拝でドライブの無事を祈る。
あいにく御朱印には出会えなかったけれど、清水池の鯉がぼくを迎えてくれた
《小平市平櫛田中彫刻美術館》
入館料300円が示す通り、あっさりした展示内容でめずらしく滞館時間30分以内。
近隣に駐車場もなく、誰かの駐車場に留めてしまったという後ろめたさも早出の理由。
平櫛さん、或いは田中さん。どっちが苗字なのか知らないけれど、庭に置かれていた彫刻用のクスノキは田中さん100歳時に彫刻用として購入されたもの。原木を彫刻用の素材にするためには20年間の養生が必要だそうで、田中さんは120歳まで生きてこのクスノキで彫刻作品を作るつもりだったらしい。
結局、田中さん107歳で鬼籍に入る。
芸術家は長命だね。(当社調べ)
『鏡獅子』
ポストカードが売れなくなる。唯一、それだけの理由で館内作品は撮影不可。
但し、いつものように「川崎オスカー様を除く。」の注釈あり。
裸婦が好きだからではなく、美しいものが好きだから撮っておく。
ただ、それだけのこと。
慌てて誰かの駐車場に戻ったけれど、何ごともなく黒パッソ鎮座。
ありがとう、地主さん。
《八坂神社》
東村山市へ足跡をつけたのは初めてかも知れない。
東京都内にもまだまだ未踏の地、多くあり。
老夫婦が手を取り合い参拝にやってきていた。
お手伝いの挨拶をすると、とても気持ちのいい御礼の返事が返ってきた。
神社ひとつで心が洗われる。
『らい予防法闘争70年』(国立療養所多磨全生園)
旅好きの先生の問われたことがある。

「なぜ、いくつもの悲劇的な場所へ行くのか?」
東日本大震災震災遺構、潜伏キリシタン、水俣病資料館、知覧特攻平和会館、周南市回天記念館…etc. etc...

「ひとつは自分が間違いを犯さないため。そして、もうひとつは、他人に優しい人間で居たいため

」
先生、分かったような、分からないような。

「このジャンルのラストディスティネーションは、アウシュビッツなんですよ」
先生、もうお腹いっぱいになったようだ。
ハンセン病療養施設は2年前の大島青松園に続いて2施設目。
現在103人の療養者がここ30万�屬旅�大な施設で余生を過ごしている。
青松園同様、平均年齢は90歳。
今、日本には812人の療養者が全国14の国公私立施設でハンセン病元患者という体で暮らしている。
悲劇的でしかないハンセン病患者の史実。
引退を表明した菅元総理、或いは小泉純一郎元総理の功績には頭が下がる。
嫌いな政治家ばかりの世界にあって、おいらの尊敬する人たち。noblesse oblige。
4年ぶりとなるガイドツアー。
TBSラジオの有名レポーターが取材に訪れていた。
旅好きの先生と同じような質問を受けた

「差別や偏見は無知や無学が引き起こすもの。そうではない人間でありたくて、旅をしながらこのような施設に出掛けています。少なくとも、自分だけは間違えないようにという気持ちで

」
いつの日かラジオで放送されるだろう。
映画『あん』ロケーション記念碑。
良い映画だった。
開園中は東村山市民に憩いの場として開放されている療養園。
秋の桜並木を歩いていく一人の老婆がマイホームへと帰っていく
■まだ行ったことないの? 行きたい東京の観光スポット 上野公園、東京タワー、浅草を超えた1位は
(まいどなニュース - 10月21日 15:10)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=262&from=diary&id=7606363
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