大御所が逝く。
朝イチのネットニュースで知った野見山暁治画伯、大往生の報。
百寿を超えているとはいえ、いざ訃報に接すると哀しい想いが巡ってきた。
何度もトライしてみたけれど、一度も会うことが叶わなかった。
野見山画伯を詳しく知ったのは、彼の功績でもある《無言館》が端緒。
心の清らかさを試すリトマス試験紙のような美術館。
ここで流される涙は、哀しいぐらいにとても透き通っている
その後、越後妻有のカフェで著書『アトリエ日記』に出会い、昭和日本画壇の史実を、キュレーターよりも詳しく(そして読みやすく)ご教示いただいた。
田園調布のみぞえ画廊さんには、画伯が転倒して療養をしてからの近況を伺ってはいたけれど、折々耳にするニュースでは「小学生たちと楽しく絵を描いている

」というご健在ぶりが至近だった。
100歳を記念したデパートでの大個展『すごいぞ!野見山暁治』が凄かった。
100歳を超えて愛住館での新作展、そして昨秋に開館したばかりの《みぞえアートギャラリー野見山暁治館》を訪ねて、福岡のぼた山まで出掛けてきた
福岡の美術館に行けば、必ず存在する野見山暁治作品。
一度は会って、お話をしたかった。合掌。

アートレビュー
『木村英輝 EXHIBITION-大人のストリートアート-』(ポーラアネックス)
銀ブラのルーティン、ポーラアネックス。
誰の展覧会であろうと、スキマ時間を縫ってエレベーターに乗って3階へ
当たりハズレは時の運。
最近の当たりは流麻二果、中村萌。
果たして今回は、81歳のロック・ストリート・ペインター、木村英輝。
いうまでもなく、当たり。
ロックミュージック界の名プロデューサーが、アートを始めたのが還暦デヴュー。
このキャプションを読みながら「おいらでもまだ間に合うのか」と思った刹那、筆を執る自分を想像して、即座に打ち消した。やはり、おいらは観るだけで大満足。
ほぼ貸切の展示室。
即売のギャラリーなのに、いつものように営業トークもなく、自由に鑑賞室を徘徊できる心地のいいスポット。ラッセンやヒロ・ヤマガタに一度教えてあげたいものだ。
銀ブラだけならば、もっとたくさんの無料ギャラリーで眼福を得ることができる。
一度ぐらいは1丁目から8丁目までの画廊マラソンにチャレンジしようかなんて、ちょっと贅沢なプランを抱えている。
きっと6時間じゃ足りないぐらい。ギャラリストとの会話が楽しそう。
『蘇る蓮』
わざわざキャプションがフォルダーにセットされていて、この板戸襖絵の誕生秘話を読みながらソファに掛けて鑑賞できる。
Not for SALE の貴重品。
「Rock'n Roll

」と叫びながら鑑賞するがいい
■野見山暁治さん死去=洋画家、102歳
(時事通信社 - 06月26日 12:31)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=7464874
ログインしてコメントを確認・投稿する