遡る3月11日。
銀ぶらついでに立ち寄った《桜製作所》
ほんの3週間以内に訪れる「高松 tripenart の予習

」とお断りしたうえで店内を徘徊していると、マネージャーがやってきて、たくさんの資料と、たくさんのレコメンドと、そしてたくさんの香川愛をいただいた。
途中、14時46分のアラームが鳴ったので1分ほど黙祷の時間をいただいて、そののちもパンフレットをいただくなど、かなりの厚遇に預かった。
年度末、わずか1日半の香川行だったけれど、お陰様で濃密なる tripenart が完成した。
《香川1》
地元・神奈川県を別にすれば46都道府県で一番好きな香川県。
まだまだ未踏の地が数多ある。さらには、複数回でも行きたい場所も数知れず。
アタマを雲の上に出した富士山が眼下に見えてきた。
窓際の川オスの、その隣に座ったじいさんが通路を挟んで着席する少年に、

「富士山、見えるよ

」と、伝えている。お孫さんだろうか。
シートベルトを外し、少年が窓際にやってくる。
優しいおじさん(←おいら)は席を立ち、少年にタブレット撮影の場所と時間を与えてあげよう。

「やべぇ」「レアじゃん」などと、いささか偏差値の低い感嘆語を吐きながら、タブレットで何枚も写真を撮って、やがて去っていく。何も言わず。
隣のじいさんも身内ではないようだけど、やはり少年からおじいさんへの御礼は告げられない。
おいおい、飛行機から突き落としてやろうかね
時間通りランディングして、時を経て、やがて高松駅。
ただいま!の四文字が良く似合う。
結局、桜製作所・東京のマネージャーさんお薦めの場所をコンプリートした。
《久つ和堂》
情報ではジョージ・ナカシマ作品のみならず、地元画家の名画が掲示されていると聞いてきたけれど、どうも雰囲気が違う。
カフェも併設されているとの情報もあったけれど、こんな狭い場所でコーヒーは落ち着かない。
恐る恐る店員さんに聞いてみると、ジョージのジの字も伝わってこない。それどころか、

「お薦めは、とても堅い瓦せんべいです

」と、きっぱり。
歯が弱いので、と伝えてみたけれど、堅い瓦せんべい一本縛り
香川の人から常に受けていたホスピタリティが1�个眦舛錣辰討海覆ぁ�
話がかみ合わないまま、冷やかしでは申し訳ないと、フィナンシェを2ついただいて店を出た
多分、もう二度と行くことはない
マネージャー、自慢のスポットがここ。
《栗林公園》
これまで10回を超えるほど高松を訪れているのに、なぜか縁遠かった栗林公園。
今回もマネージャーからの推薦がなければ、きっと行くことはなかっただろう。
花満開
本当なら《根上りの樫》がすべての始まりのはずだけど、あらゆる誘惑を断ち切って臨んだ高松の地。時間は常に有意義に使うべし
染井も枝垂れも、雨にたたられた東日本では見られなかった美しき桜たち。
松と桜の饗宴。これに満月を与えれば、見事に三光の出来上がり。
『一歩一景』の評判通り、何枚もの写真を撮りたくなる。
《飛来峰》から。
やや小高い丘を登り、借景の紫雲山とともに、たおやかなる池泉美。
果たしてここは、川オス日本庭園ベスト1へとトップランクイン。
つまり、サクラ満開というベストシーズンが大きな付加価値にはなっているけれど、偕楽園、後楽園はもとより、兼六園や桂離宮、そして足立美術館を超えてしまったのだ。
保津川のような怖いこともなく、まるで優雅な和船が太鼓橋をくぐる。
築山のつつじはハートマーク
ミシュランにして『わざわざ旅行する価値がある場所』といわしめた、その言葉に偽りはない。
名勝庭園巡回を終えて、閉園まで残り30分。
マネージャー随一の栗林公園レコメンドが、実はここ。
《商工奨励館》
博物館のような装いは、高松藩主の歴史や香川県の文化・芸術・産業の展示品。
しかし、そんなものは刺身のツマでしかない。
本館2階《ジョージ・ナカシマ展示室》は、神奈川県民のための貸し切り展示室。
桜製作所・東京で予習して、ここで更なる予習
本番は翌日に控えておこう。そして、明日も今日よりも快晴に違いない
(つづく)

アニメ『カードキャプターさくら クリアカード編』続編制作決定 完結までを描く
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