給食の想い出。
今でも食べることのできない《ぶどうパン》
給食に出た日は、不器用なおいらが器用にレーズン部分をちぎって、机の引き出しの奥の方にしまい込む。
当時、ランドセルも持たずに登校していた5年生や6年生のころ。教科書はいつも机の引き出しの中。
やがて引き出しからいろんなものが飛び出してくるのを見越して、周りに座っている女子たちが、月に1度ぐらい掃除をしてくれていた。お礼に返すのは、楽しい小学校生活。
そして、ラスボスのように現れる干からびたレーズン。
あの当時の女子たちは、いま、そんな感じかな。
《香川3-3》承前
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11月6日に瀬戸内国際芸術祭2022が終焉を告げて、来場者が延べ72万人と発表された。
このうち、3人はおいらということになる。
前回2019年の来場者は118万人。コロナくんが産まれる前の時代だから、フェリーには外国人さんも多く乗っていた
ややオーバーツーリスト気味とも感じていたのが2019年のおいら。
2022年の瀬戸芸は、なかなか居心地のいい島々だった。
11月10日。瀬戸芸の千穐楽には間に合わなかったが、何かしらの残り香を嗅ぎに初めての本島へ
丸亀港からフェリーに乗って瀬戸内の多島美を満喫する。
瀬戸大橋の橋脚を四天王に例えれば、まるで邪鬼のように踏みつぶされた与島が見える。
与島もまた、四半世紀前の思い出の島
《木烏神社》
35分の渡航を終えて本島泊港。
丸亀便が出るまで制限時間は3時間。レンタサイクルを借りて、島内一周へスタートした。まずは神社へ無事祈願。
ho.01『Vertrek「出航」』(石井章)
ウェルカムセンターに人はいない。誰もいない。
瀬戸芸も終わっているし、平日の木曜日。
意外と椅子にこだわっている案内所。
ななめ横の椅子を選ぶのは、この角度からの君がとてもステキだから
ho.06『咸臨の家』(眞壁陸二)
立入禁止のロープが張ってあったけど、まるで意味がない。つまり、立入禁止にする意味がない。そういう規制は守らない。生徒手帳・ブラック校則のようなもの。
ho.05『漆喰・鏝絵かんばんプロジェクト』(村尾かずこ)
鏝絵(こてえ)で思い出したのが銀山温泉
瀬戸内と関係あるのかね。
こちらはもともと島にあったシンボルたち。
MEGA BIG なおちんちんは『ゆるぎ岩観音』
これに触れるとあれらしい。
なまこ壁は『夫婦倉』、そしてマーメイドならぬ『エンジェル』だそうだ。
電動自転車でなければ絶対に超えることのできない山道を上り下りして、対岸の福田港へとたどり着く。頑張った自転車とともに、ho.13 ロシア作家・アレクサンドル・ポノマリョフ作『水の下の空』
どうやら、この作品はパーマネントとならずに解体されるようだ。もったいない。
『笠島重要伝統的建造物群保存地区』
本島は伝統と歴史が息づく塩飽の中心。(丸亀市長談)
塩飽(しわく)を知らずに、本島は辿れない。
それにしても人のいない島。
島内一周、自転車を転がしているけど、島民に会ったのは1ケタ前半。
レストランや食堂があるにはあるが、開いているわけもなく、本土から持ってきた塩せんべいが空腹の友
そして、笠島地区。
ho.09『善根湯×版築プロジェクト』(齊藤正×続・塩飽大工衆)
かつて本島を含む塩飽半島には優秀な船大工が多く居たそうで、彼らは江戸に出て宮大工や家大工になったそう。
そんな名工を再びと、続・塩飽大工衆
『笠島・甲生地区の埋め墓』
この地を観た時に、実は鳥肌を立てている。ゾッとした
島民たちの墓地。埋め墓と詣り墓という2種類の墓地があり、おいらが良く知る墓は火葬後の骨を預ける詣り墓。
埋め墓は、どうやら土葬らしいけれど、果たして日本でこれが認められているのかどうか。いささか自信がない。
とにかく、ここは埋め墓と詣り墓が同居した国内でも貴重な両墓制の遺構。
島民たちが流木を拾って作った『幸せの鐘』(笑)
ひとりで搗いた鐘の音の寂しさよ。
そして、本島芸術祭の最後の残り香、ho.08『産屋から、殯屋から』(古郡弘)
殯の森を見ているかのようだ。
生と死。島の習俗・両墓制からのインスピレーション。
汗をかきながら達成した島内一周
瀬戸芸12の島のうち、これで10島目のクリアとなった。
残るは高見島、そして伊吹島。達成は2025年の瀬戸芸にて

大阪万博とともに。
14時15分。
牛島から外人さん1人を乗せて、14時45分、再びの丸亀港。
フライトの時間が迫っているけれど、あと1つ。高松の牟礼が呼んでいる。
(つづく)

給食で好きなメニュー1位は「カレーライス」、では2位は?
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