楽太郎が旅立った。もっとやりたいことがたくさんあっただろうに。
《園楽》の名はこれで留め名になるだろう。ご子息の一太郎は声優業に忙しく、とても聞けた高座じゃない。
ここ1年の間に《圓生》を争った噺家、円丈・圓窓・円楽が相次いで亡くなって《圓生》を継ぐ気勢まで削がれた落語界。
楽太郎が目指した落語会統一の悲願も、一体、だれが跡を継ぐのやら。
鳳楽がもっと大御所の立場なら、永谷園と新宿末広亭をつなげて、めでたく雪解けと復興が叶うのだろうけど、なかなか険しい道のりだ。
立川流はすでに名人たちの落語会で一本立ち。圓楽一門がどこへいくのか、永谷園のふりかけを食べながら見守ろう。
《若竹》に通っていたスーパービジネスマン独身時代。
デートの帰りに東陽町へ寄り道して、木戸銭1,000円払って、シロウトに毛の生えたような圓楽党の前座や二つ目の話を聞いていた。
観客はほぼ5人で、つばなれもできていない。先代圓楽の稼ぎがほとんどつぎ込まれる圓楽党のスタート。
たかが1,000円。たまに、チケット売り場に人もおらず、タダで入り込んで寄席に入ってはみたものの、あまりにも客がいなくて、申し訳なくて売り場に戻って木戸銭を置きに行った記憶もある。
中トリや大トリに出てくる楽太郎や鳳楽が目当てだった。
楽太郎が上手いか上手くないかはあれだが、鳳楽の話は絶品だった。彼が圓楽党でなければ、今ごろは協会の大幹部。
当時《楽大》と名乗っていた伊集院は、ただのデブで前座話の『つる』しか聞いたことがない。
若竹の廃業が決まってから、大入り満員の日々が続き、やがて大千穐楽。
その頃には、もう独身貴族に別れを告げていた。
六代目・円楽。お別れの会には参加する。合掌。

映画レビュー
8月に開催されたWKW祭り。
初公開当時、子育てに忙しかったおいら(自称)には1作品もそのブームにあやかることができなかったけど、同世代の女子たちはトニー・レオンや金城武のイケメンを追いかけて2度も、3度も繰り返し見ていたという。
そんなWKW、初鑑賞のつもり。
112『天使の涙』(1995)★5.
冒頭からスタイリッシュな映像に全身が痺れ、スクリーンに惹かれていく。
鑑賞中の想いは「なんでこれまで観なかったんだ」という後悔と、これから続々リバイバルされるWKW作品にワクワクしていた。
特に金城武・モウの特異な行動。
わずか96分。終わるのが惜しかったけれど、次週『恋する惑星』が待っている。
116『恋する惑星』(1994)★5.
WKW先生によると鑑賞する順番としては、制作年度は逆だけれど、『天使』からの『惑星』で正解
WKW作品をワクワクしながら観ていたが、ところどころにデジャヴュ。
特に部屋から覗く中環の名物エスカレーター(中環至半山自動扶梯)
鑑賞リストを遡って、さらにmixi日記を紐解いてみると、6年前に文芸坐で『花様年華』との2本立てを鑑賞していたじゃん
しかも、その年の2月に香港にあるこのエスカレーターに乗っている。
当時の評価は★4.5

トニー・レオンのかっこよさと、フェイ・ウォンの可愛さが特筆されていた。
今回★5.に上がったのは必然的な理由がある。
楽しい映画だった。また観たい
115『花様年華』(2000)★4.5
6年前の評価は★3.
曰く、『ストーリーがまるでガキの恋愛物語。告白も熱愛も感じない、物足りなさだけが残る眠気満載の作品。』と、随分生意気な6年前のおいら。
時代が流れ、TPOが変わり、WKWの評価も変わる。
ニューアートのような映画を素直に楽しめるようになったのは、きっとアンテナの広がりがあるからこそ。
劇中にフォーカスされた『2046』号室のプレート。早くキムタクに会いたい。

三遊亭好楽「なんで俺より先に」木久扇、小遊三、昇太、たい平ら笑点メンバー三遊亭円楽さん悼む
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=7131410
ログインしてコメントを確認・投稿する