帰国めしのルーティン《うなぎの大沼》
ベーグルだらけだったおいらの太鼓腹に、ようやく純和食のうな重が注ぎ込まれていく。
日本に生まれてよかった
自らのウイッシュリストを参考に、様々なリスクに備えた次善策を練り込んでいく。
これもまた、旅の楽しみ。
そんなことはないだろうが、もしハンドルを握るようなことになったらと、30年振りに取得した国際免許。これが5月中旬のこと
神奈川県民なら表紙に《Uiro Toemon》と書かれたサイン付きの免許証が交付される。
『拙者親方と申すは…』で、歌舞伎ファンなら誰でもご存知。
外郎藤右衛門氏は小田原外郎家25代目の当主であり、神奈川県公安委員会の委員長。
彼の丁寧で人懐こいサインが、国際運転免許証に穏やかさを与えてくれる。
さらに準備が必要だったのは、海外旅行保険への任意加入。
GOLDレベルのクレジットカードを持っていれば、相当程度のリスクがカバーされるため、これまで見向きもしなかったオプションだけど、渡航先でコロナくん2代目と仲良くしたら帰国できないリスクがある。この際、ある程度の負担を覚悟で《t@biho》への加入を追加した。
これで、もしアメリカコロナくんに感染して帰国が延期になったら、世界一周旅行ができるぐらいの保険が降りてくる。罹らないのがベストオブベストだが、そうでなかったとしてもベターぐらいにはなるはずだ
海外に出るために準備したアプリが山盛り。
ワクチン接種3回目を証明する『接種証明書』。
このアプリを使用して日本出国時のファストチェックインを可能にするための『VeriFLY』。
一方で日本入国時に必須となる『MySOS』。
出国と入国のアプリが別々というマヌケさよ。初代デジタル相・平井某の無能加減を証明する。
厚生労働省からは「接触管理アプリ『COCOA』も登録してね」と消極的なメールが来たけど、今どき『COCOA』を使っているのは神奈川県民では、2代目デジタル相・桐島かれん一人きり。
ついでに税関ペーパーレスに協力するために『税関アプリ』まで入れてあげたが、出国審査のQR読み取り機が故障中で、無用の長物。
岸田さんがコロナくんに罹って、緑色の顔をしながら遠隔記者会見を行うほど、デジタル後進国の我が国・日本。
コロナくん水際対策も世界一レベルを誇りながら、感染者数世界一も譲らない。
海外へ出たものが帰国するために必要な【出国前72時間以内の検査証明書】
まるで、ワッツ島やガダルカナル島の玉砕を導いた大本営レベルの愚策。
保険のきかない有料検査を帰国便72時間前から受検して、陰性証明を取得する。
この費用、日本語が通じる検査場で200ドル程度の相場。英語オンリーでも150ドルのコスト水準。
わざわざ陰性証明を取るためにマンハッタンへ出掛けて行って、やることといえば鼻の孔をぐりぐり10回探ってスタッフに提出すること。
医療従事者がいることもなく、検査中、監視されることもない。
つまりは、インチキし放題。
例えば、1回目に「陽性」が出てしまっても、次の日に「陰性確実」の友人を連れて行って、鼻の孔グリグリ2,3回しておけば「陰性証明」をもらうことができるだろう。
なぜなら、本人確認さえしないで検査するのだから。
帰国のフライトは400人の満席。
この中に数人の陽性者がいて、彼らは咳止めや解熱剤を飲んで帰国する。
テレビで騒がれている「陽性足止め」なんて連中は、要領の悪い正直者だけ。
そんな水際対策が世界一の感染国・日本で続けられている。
帰国手形に200ドル払っているようなもの。安倍ちゃんの国葬費用の次にもったいない。
帰国時に必須の『MySOS』アプリ。
このPCR検査を受検するまでに、ワクチン証明書などをアップロードして『黄色』にしておく必要がある。
帰国2日前の朝10時。185ドルを払って、鼻の孔の奥を10回グリグリ。
他の人を見ると、鼻の周りを2,3回グリグリで済ませている。
おいら、意外と真面目だった。
当日18時、英語のメールが届く。
ポジティブな自分であってもネガティブであることを願った瞬間。
PDFをオープンしたら《NEGATIVE》の8文字。とりあえずガッツポーズ。
冷静になれば、どうでもいい水際対策への無駄遣い。
どうやら、9月7日にはこのクソ制度、ようやく緩和策を取るようだ。
我らが岸田さんの初仕事。お疲れ様。
メールで届いた《NEGATIVE》の陰性証明を『My SOS』アプリに取り込むと、やがて画面が『青色』に変わり、これで帰国が認められる。
羽田空港の国際線ターミナルには、乗客より多い誘導スタッフが、この青色確認のために日夜働いている。
『青色』の『My SOS』アプリをスタッフに見せると渡される『青色』ペーパーの入国審査証明書。アプリからペーパーに証明書が代わり、やがてゴム手袋をつけた入国審査官に渡っていく。入国審査官は、その紙を受け取り、パスポートコントロールの情報を入力して、無事出国。なにをやってるんだか。
あきれて声もでないほど、マヌケなルールなんだけど、こんな経験、今だからこそできること。9月6日までの期間限定のお楽しみ。河野3代目デジタル相に教えてあげたいもの。
それでも世界一の感染者が産まれる、清潔な国・ニッポン。
そんな日本が、実は大好きだ
時を戻そう。まだ飛び立ってすらいない。
8月18日・羽田空港。
千住博の壁画を観ながら、いざサクララウンジへ
JALカレーを食べずに海外へとは飛び立てない。(←立たない)
満席のJAL6便
偏西風に乗って12時間5分後、JFKオンタイムのランディング。
ごく自然に、自分の脳裏にビリー・ジョエルが聴こえてくる
(つづく)
■県民割は9月末まで延長、全国旅行支援は引き続き見合わせ 観光庁
(朝日新聞デジタル - 08月25日 19:07)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=7085945
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