映画『ロッキーホラーショー』で、とっくに切り刻まれていたはずのミートローフの訃報。
当時からあれだけのボリューミーな肉体をさらし、おそらくミートローフばかりを喰っていたのだろうから、成人病のるつぼ。74歳はよく生きたものだ。
DEENに織田哲郎がなくてはならない存在であったように、ミートローフにおいてはジム・スタインマンがあればこそ。
スタインマンを亡くしてわずか9か月。同じ1947年生まれのミュージシャンが相次いで逝った。
今夜はステレオから『Bat Out of Hell』を流して追悼しよう

映画レビュー
009『ハウス・オブ・グッチ』★5.
159分の長尺に躊躇したが、リドリー・スコット伯爵(84歳)の遺作になるかもしれないとの無礼なインスピレーションが湧き、スクリーンに飛び込んだ。
だからといって、特段スコット監督ファンでもなく『テルマ&ルイーズ』ぐらいしか記憶にない。
さらにはノーブラ志向なのでグッチのグの字も持っていない。うちのワイフさんも、ブランドには無頓着につき、なかなかありがたい存在である。
あえてブランディングしているのはTOMMYとUNIQLOぐらい。
己自身がブランドだもの。
2時間40分にならんとする品格ある作品。1分たりとも飽きることなく《GUCCI》の変遷を驚きの事実で鑑賞した。配給がGAGAなら、なおマーベラスだったのに。
現時点で令和4年鑑賞洋画1位。巨匠スコットの矜持。
010『クライ・マッチョ』★1.
誰か、止めてやれよ
イーストウッド91歳。なので、この作品は89歳か90歳に撮っていたのだろうか。
91歳で天寿を全うした我が父を投影しているかのような姿に、危なっかしくてとても観てられない。
そんなことよりも、そもそもストーリーがクソ過ぎて、珍しく鑑賞中に時計を確認した。
雑魚キャラ登場シーンの幾つかが、哀れになるほど老人や雄鶏にやっつけられ、まるで昼過ぎに何となく放映されているテレビ東京のC級映画のようなつまらなさ。
これまでイーストウッドが果たした功績は言わずもがなだけど、酷いものは酷い。
完全に晩年を汚した遺作となるだろう。
こんな映画を東京国際映画祭(笑)のオープニングに持ってくる、やはりTIFFのセンスとはそんなものなのだ。
011『天使にラブソングを…』★5.
初見かもしれない。とはいえ、マギー・スミスの怖い修道院長の存在は知っている。
或いはテレビ放映で、気の入らない鑑賞をしていたのだろうか。
こんなに良い映画だったとは。
敬虔なカトリックでありながら、プロテスタントのように自由奔放な神父さん。
修道院仲間や殺し屋さんを含めて、それぞれの存在に華がある。
21世紀教会のミサに出た時のような、そんなデジャヴュ。
だからと言って、すぐにでもTSUTAYAに出掛けて『2』を借りるほど、偏差値は低くはない
未見の名作に出会える午前十時ごろの映画祭。
めでたく4月からの新シリーズ開催も決定したけど、未だに上映作品の発表はない。
『ロッキー・ホラー・ショー』を選んで欲しいけど、午前十時から観るような映画じゃない。

歌手ミートローフが74歳で死去
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=103&from=diary&id=6822077
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