ソーバーキュリアス
こんな言葉があることを先生から教えていただいた。
同級生の御令嬢、国立音大1年生。
初めて人前での小さなリサイタルを行うというので、応援がてら行ってきた。
オペラッタの資質を感じる深い音質。月に1度以上、ノドのケアで咽喉科に通っているという。
「お疲れ様会を中華料理屋で」との誘いに乗って、関係者たち11人で中華ディナー。
久しぶりの二けた食事会。自分のテーブルの隣に学生たちが着席して、お互いにソーバーキュリアス。ソーバー=しらふ、キュリアス=好奇心旺盛。
その意味は「酒は飲めるけど、あえて飲まない」という、スマートなライフスタイルを意味しているという。
必ずしも「酒は飲める」とは言い難いけど、ほとんど飲まない。(←おいら)
その理由は、晴らすべきウサもないし、お酒を借りてまで伝えたいこともない。
中学生のころから、そんなわけで同級生のゲロ掃除や、絡まれ役。それでも、酔っている人たちよりも楽しい宴席を過ごしている。
ソーバーキュリアス。カッコいい言葉を覚えたもんね

アートレビュー
自分の wish list 海外編。ヨーロッパや北アメリカの記載はあっても、アフリカや東南アジアのリクエストは書かれていない。中東ではドバイが唯一、記されているだけで、イスラエルは自分の人生に縁はない。イスラエルが中東でなかっとしても。
『印象派 光の系譜 -イスラエル博物館所蔵-』(三菱一号館美術館)
故に、この展覧会は必須。そして、予想以上に高評価。
美術が好きなら2食抜いても行け→★5.
コピーは「あなたの知らないモネが来る」だけど、見どころはそんな単純なモネではない。
『冬のベルリン』(1920H:レッサー・ユリィ)
寡聞にして知らなかったレッサー・ユリィ。ドイツの画家で年代は1861-1931とあるから、第一次世界大戦までが彼の人生。
そう、名前がユリィと東京都知事みたいだけど、男性作家のようだ。
『夜のポツダム広場』(1920H)
『風景』(1900A)
『赤い絨毯』(1889)
彼の作品が都合、4点。そのすべてに感動する。
日本館内に所蔵があるのかどうか、これもまた知らないけど、イスラエルに帰ってしまう前に、これは観ておいたほうがいい。ゴッホやモネよりもなお、心揺さぶられる
お陰で脇役に回されたゴッホ。おそらく初見。
これもまた眼福。
日曜日とあってか入場口にはそれなりの行列ができていた。
いつの間にか、日時予約できるようになっていたが、これは公開されてからじわじわと口コミ人気が溢れてきた証左。
予約ありを知らないで寄ったので「予約なし10分待ち」の列に並ぶ。
ただ、昼食時間だったからなのか、予約なし先頭にならぶことができて、表示通りの待ち時間で入館できた。待っている間、スタッフさんと会話をしていたけれど、
「平日はまだあれですが、土日は午後からだいぶ混雑しています。予約なしで10分待ちなんてお幸せですよ!」との弁。常にグッドタイミング、いつものことだ。
入館すると、国内美術館ではお決まりの《バルビゾン渋滞》が起きている。
行儀がいいといえばそれまでだけど、どれを見ても変わらないコローの作品を、あなたたちはいつも行列を作って眺めている。こちらは、後方から眺めて速足スルー。
そのお陰で第二展示室から、比較的見やすい環境に変わっていく。
今回の展覧会。
特筆は前述のレッサー・ユリィに間違いないけど、このピサロ3作品も感動を新たにした。《エラニーの日没》にあっては、まるでピサロらしくないパステル調の空。
粒のような緑色の葉っぱは姿を消し、そんなピサロに出会ったことに感謝。
ありがとう、イスラエル。でも行かない。
105分後。
ルドンに2回の挨拶をしたあとに退館すると、外には三菱銀行本店にまで及ぶほどの大行列が生まれていた。
入館まで100分待ちのボードが掲げられている。
多くの女子たちや、そんな女子たちに連れられた若い男子たち。とてもインテリジェンス。
《サモワの運河、曳舟》(ポール・シニャック)
こんなシニャックでさえ、マイベスト5位としておこう。
それほど、レッサー・ユリィが衝撃的。
図録を買わなかったけど、メルカリで買っておくべきか
■コロナに負けず「七菌八起」=今年の創作四字熟語―住友生命
(時事通信社 - 12月21日 15:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6785968
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