12人のイカれたワークショップ
これは説明しにくい映画だ。半分ドキュメンタリーで、半分どっきりカメラ。監督はウルトラシリーズの他、ライダーや戦隊の実績もある田口清隆。劇中劇台本は、ウルトラマンZで田口監督とコンビを組んでいた故・吹原幸太。特別出演にジャグラスジャグラーこと青柳尊哉。映画公式サイトには、押井守のコメントもある。
この映画は、田口監督が副業でやっている俳優ワークショップの光景を映したものだが、演技指導に当たって田口監督がきつい言葉で俳優を追い詰めていくのを見て、非常にもやもやした。でも、その辺りは田口監督自身が舞台挨拶で言い訳していた。
田口監督が特撮監督として参加している新作仮面ライダーBLACK SUNの本編監督の白石和彌は、映画業界のパワハラ・セクハラ問題に真剣に取り組んでいる人だ。なので、BLACK SUNの撮影前にスタッフ・キャスト全員がハラスメント研修を受けており、そこで田口監督はあちゃーとなったそうだ。自分の作った映画、完全にアウトだと。
でも、普段はパワハラ紛いのことはしていないとのこと。ただ、この映画に限ってはワークショップの光景をそのまま撮影にしても、映画として全然盛り上がらないから、共同監督に煽られて仕方なく、俳優に対してきつい言い方をしていたのだとか。なーんだ、ウルトラマンの現場ではパワハラはないのか。よかった。
田口監督は、舞台挨拶の5時間前までもBLACK SUNの現場にいて、宇都宮から大阪までぎりぎりで飛んできたそうだ。撮影中に特撮監督が抜けるのはよくないが、自分の監督作品の舞台挨拶は大切だと、白石監督に快く送り出してもらえたそうだ。
仮面ライダービヨンド・ジェネレーションズ
事前のニュースでは、藤岡弘、の息子の藤岡真威人がライダー1号になることが話題になっていたが、特別出演扱いなので出番は短い。むしろ、古田新太が出演しているのに驚いた。全然知らなかったけど、ちゃんと東映特撮3本制覇ってニュースになってたようだ。(3本とは、燃えよロボコンとパワーレンジャー(声の出演)と今作の仮面ライダーってことらしい)
んで、藤岡真威人の藤岡弘、に寄せた演技も面白かったが、関智一のショッカー首領の演技が相変わらず絶品だった。声優ってすごいなぁ。
マトリックス レザレクションズ
18年ぶりの新作。あまり期待せずに観に行って、そこそこ楽しめたものの、めちゃくちゃ面白いというほどではなかった。まぁ、もともと3作目の時も期待外れなところがあったけどね。
劇中では、主人公は人気ゲームのマトリックスシリーズを開発したゲームクリエイターで、新作開発に悩んでいたところ、上司からマトリックス4を作るように命じられて、断ってもワーナーブラザースは勝手に続編を作る権利があるから、それなら自分で作った方がマシだと、嫌々ながら続編製作に参加するという設定になっている。これって、ラナ・ウォシャウスキー監督がこの映画を作った理由そのものだよね。ワーナー名指しは、露骨すぎて笑った。
映画のアクションシーンは楽しめたけど、正直上映時間2時間半はきつい。90分とは言わないが、2時間以内に納めてほしかった。
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