我が街、川崎の駅頭から尾崎豊が聞こえてきた。
ストリートミュージシャン・井坂海音くん。
尾崎豊の息子よりも声が尾崎豊。
足を止めて『Forget-me-not』と『Oh My Little Girl』の2曲を鑑賞させてもらって、投げ銭をギターケースに入れた。
後ろから来た人たちは2人連続で投げ札。金持ちなのか、尾崎豊ファンなのか。
がんばれ、令和の尾崎豊。川崎の尾崎豊。

ARTレビュー
《日仏近代絵画の響き合い》
竹橋の丸紅本社に今月オープンしたばかりの丸紅ギャラリー。
入館料は無料だけど、「丸紅財団に500円寄付してね。困った子たちにあげるから」という、太った元都議おばさんのような自分勝手ドネイション。
仰々しい木製自動ドアが開くと、スタッフだらけのエントランス。
丸紅の社歴年表が掲示され、伊藤忠商事との付かず離れずの歴史が紐解かれている。
その中に見つけた《昭和51年・ロッキード事件》という、とても遠慮がちな文字。
何ひとつ解説も加えていない。
13歳の睾丸の美少年・川崎オスカーは、毎晩毎晩、NHKニュースでロッキード事件の行方を注目していたから、丸紅の関連もよく知っている。巨悪の巣窟・桧山社長に、コーちゃんに、そして証人喚問では手が震えてサインが出来なかった大久保利春専務。
皮肉なことに、この丸紅年表の横に創業の「社是」が堂々と記されていて、曰く、
【正新和】=まず第一に正しくあれ、新しくあれ、最も望ましいのは和。とある。
正しいはずの桧山被告は最高裁で懲役が確定しても名誉会長に居座り、高齢を理由に収監もされぬまま逝去に至る。
自民党アングラ政治の忖度、最もたるもの。桜の安倍など甘い甘い。
前置きが長くなったが、500円の大枚叩いて入館した出来たての美術館。
おいらに続いて高齢のご婦人がお一人でやってきた。息を少し切らしながら、スタッフにリーフレットを見せて問うている。

「このボッティチェッリは観られるのかしら?」
丸紅コレクションのマスターピースであるボッティチェッリ『美しき下ネタ』、否、『美しきシモネッタ』

「申し訳ございません。この作品は来年の12月からの展示となります」
丸紅レディが、慇懃無礼な上から目線で答えていた。

「あらぁ、見られないの?ポスターに載っていたから、せっかくここまで来たのよ。今、何を展示しているの」
かなり残念そうなおばあさん。きっと、想い出の作品なのだろう。
丸紅レディは出品目録を手に、展示作品の説明を加えていた。

「おいくらなの?」

「はい、入館料は無料なのですが、皆さんに500円の寄付をいただいています

」
出た、木下都議作戦。
結論から言うと、おばあさん、500円を払って入館したものの、おいらよりもかなり早く退館していった。物悲し気に、つぶやきが聞こえてくる。

「来年の12月って、私、来られるかしら…」
是非、来られますように。そして、想い出の『美しきシモネッタ』をゆったりとご覧いただけますように。
さて、ギャラリー。
1作品目が堂々としたP80号の大作品。
『ヴィレ=ダヴレーのあずまや』(コロー)
作品解説はなく、展示順序もかなり適当。丸紅総務部の片手間仕事と思料する。
ピサロではなく児島虎次郎『フランスの森』
モネではなく山下新太郎『朝陽の顔』
セザンヌではなく梅原龍三郎『桜島』
こんな感じで47作品。なるほど、これで入館料500円はあれだ。
寄付なら良しとは、さすがロッキード世代の考えることは一味違う。
★2.
東麻布のギャラリー帰り、公園内に鳥居が見えたので気になって歩み寄った
狸穴公園。東京難読地名のひとつ《狸穴=まみあな》
オス狸は「むじな」、メス狸は「まみ」。
なので、山瀬まみとは、実は山瀬メス狸のこと。
狸穴公園にありながら、なぜか園内に稲荷神社。たぬきときつねの化かし合い。
■東京3位、6年連続=働きやすさは改善―世界都市ランク
(時事通信社 - 11月24日 19:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6752186
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