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2021年09月24日11:16

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《映画》『ぴあ』〜至上の感謝

「壮大なる有料試写会」「ガラパゴス映画祭」と揶揄されて久しいTIFF=東京国際映画祭が10月末の開催を控える中、TIFFよりも歴史の深いPFF=ぴあフィルムフェスティバルが、この週末に閉幕となる。
今年で「43回目」を迎えたPFF。
ぴあが主体となって映画製作資金の援助を果たしてきた『PFFスカラシップ』は、日本映画界に名だたる名監督を創出した。例えば、園子温、橋口亮輔、矢口史靖、熊切和嘉、李相日、荻上直子、内田けんじ、石井裕也。挙げればキリがない。

第1回を調べると1977年とある。川オス、わずか14歳。
とはいえ、今よりも映画館に通い、映画本数を重ねていた睾丸の美少年時代。
PFFの前身『第1回ぴあ展』にも行きたかったけど、R18のオールナイト開催。
なので、この頃は《ぴあテン・もあテン》の投票で、映画界への参画欲を満たすしかなかったようだ。
その後、シティロードやあんぐるに浮気したり、キネマ旬報に手を染めて、いかにも映画マニアを装ったりして、映画人生を続けているけれど、やはり《ぴあ》の存在が、我が映画人生最大の功労者。無限、かつ至上の感謝をしてやまない。

クソコロナを迎え、一気呵成に業績が悪化した株式会社ぴあ。
業績を紐解くと、クソコロナ前の2020年3月期に1632億円あったものが、翌2021年673億円へと60%激減。さらに、2022年3月予想は(たったの)250億円に落ち込む予測。
赤字は2期連続がほぼ確定。株価さえ、ピーク7670円から、クソコロナ初期1655円へと4分の1以下へ暴落し、ようやく半値戻しの3500円台となっている。
みなとみらいに造り上げた《ぴあアリーナ》は、クソコロナ緊急事態宣言中にオープンという皮肉なスタートで、空気だけが集う最新LIVE会場としてしばらく稼働をやめていた。ようやく、週末イベントが動き出し、今期業績のやや快方を少しだけ手助けする。
従って、40年も続いていた映画界の至宝、PFF開催自体も危ぶまれていたのが今年の評価。
今年はスポンサーからの協力や、クラウドファンディングでなんとか開催に漕ぎつけているが、果たして文化庁に更なる予算をつけることができるのか。
文化芸術にほとほと視線が向かない我が国の行政につき、株式会社ぴあ1社でなんとかできるものではないんだけどな。

カチンコ映画レビュー
フォト
120『プリテンダーズ』★2.
撮ってはいけない題材。フィクションとはいえ《プリテンダーズ》の活動に虫唾が走る。
PFFクロージング作品としてワールドプレミア公開。
上映後に監督、主演女優の登壇で撮影秘話を語ってくれたけど、主役の若手女優さんが「この映画に出演できたことは誇りであり好きな作品になったけど、二度と観たくない」と、興行的には言ってはいけない本音を語りながらむせび泣く。
それほどまでに、彼女の演じるクソ女子には微塵の同情も湧かないカスとして、始終スクリーンに映し撮られていた。

自分自身(←川オス)、困っている人を見つけたら駆け寄って手を差し伸べるアクションを取れるよう、いつもアンテナを伸ばしている。
やたらと「偽善」なんていう言葉を使いたがる、何もできないクソどもとはステージが違う。
もし、この世界にプリテンダーズなるクソどもが蔓延り、街中で血を吐いたふりをした人や目が不自由なふりをして白杖をつく演技をする人に対して、一目散に駆け寄って手助けする人たちを、もし盗撮して、それを笑いや揶揄、どっきりカメラに変えようとするなら、きっと、おいらはこれまで固めたことのない拳を、人生初めて固めて、プリテンダーズとやらに向けることになるだろう。それが傷害になったとしても。
それほど、人の無垢の善行に対しては、他人は揶揄したり騙したり笑いにしたりしてはいけないのだ。
そんなことを確認することが、その人(プリテンダーズ)のレゾンデートルなら、そんな人は存在しなくていい。故に、こんな映画、なくてもいい。

監督・熊坂出もPFFで芽を出し、ベルリン映画祭ではベスト新人作品賞を受賞した逸材。
知人も参画している作品だから、本来なら忖度して高評価するべきなのに、どうしても題材に納得できず★1つ。
若手女優さんの涙をかけた演技にのみプラス★1つ。ようやく★2つ。
そんな作品、一度、観てみるがいい。

フォト
117『骨までしゃぶる』★5.
タイトルの壮絶さがモノクロで描かれるが、予想外のエンディング。
名匠・加藤泰監督作品で、夏八木勲の多分、デビュー作。
PFF企画上映の1作品、貴重なアーカイブを鑑賞させていただいた。
”赤線を知らない子供たち”であるおいらであり、その時代を知るには映画・落語、或いは歌舞伎などで学習することになる。
映画の舞台は吉原とは格落ちの洲崎。現在の東陽町。
ここを舞台にした遊郭映画には『洲崎赤信号パラダイス』がある。
ただ、結局は風俗営業法に守られた、その次の業界を知らないこともないのだから、ある意味、そんな悲劇は今も続いている。

ティーチインに招かれた国立歴史民俗博物館の教授さんで、大学教授の某女史が遊郭の歴史を興味深く語ってくれた。ただ、大学教授によくみられるようなマスプロ授業型のだらだら解説だったのが、小さく残念。
歴博行って、彼女のギャラリーガイドを直接聞いてみたくなった。遠いから行かないけど。

フォト
115『マスカレード・ナイト』★4.5
自他ともに認めるキムタクファンであるおいら。どんな映画でも、どんなドラマでも、一切演技スタイルを変えない The KIMUTAKU の潔さに惚れる。
公開前には(めったに見ることのない)テレビ放映された『マスカレード・ホテル』で復習をし、鑑賞後には(めったに見ることのない)テレビ放映された映画版『HERO』を鑑賞し、久利生公平と新田浩介に微塵の違いもないことをあらためて確認した。
つまり、木村拓哉や吉永小百合に演技賞を与えるような映画賞イベントは信用するなという証。

映画の評価は★4.5カチンコ
素直にエンターテインメントを楽しむ作品である。
前作『ホテル』を復習をしておいたおかげで、『ホテル』のエンディングにマスカレードな次回作『ナイト』を練り込んでいたテクニックに感心し、『ナイト』のサービスエンディングには『ホテル』でのエンディングを知っているからこその、ニッチなエピソードを含めていた。こんなフジテレビ的なプロットも好評価。
『ホテル』のマイ評価を確認すると★4.
どうやら、あっちゃん割が適用されていたようだハート達(複数ハート)



カチンコ東京国際映画祭コンペ審査委員長にイザベル・ユペール!「何と幸運なこと」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=25&from=diary&id=6678404

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