平日、常磐線の特急は1車両に6人ぽっち。
昨年の緊急事態宣言時は1車両に5人ぼっちだから、気の緩みはここにも現れているようだ。
越県をして待ち合わせた”ヤングケアラー”の青年に会う。
ハイトーンの声で、第一印象に暗さは一向に見えてこない。
話しを聞くと、父親が”単身赴任”で家に帰ってこなくなり、その後、もともと身体の弱かった母親が病床に伏し、祖母の稼ぎに頼る生活を強いられる。
高校生だった当人は、家事・介護に自らを酷使し、高校へはほとんど行くことができずに2年間の留年を繰り返し、結局、通学することを諦めて中退。
その後は「上がりのいい」パチンコ屋バイトを繰り返し、結局、これまで氷河期を過ごしてきた。

「それしか選択肢がなかった。父親が最近、”単身赴任”から帰ってきて家にいるけど、大嫌いなんです」
初対面の他人(←おいら)に「父が嫌い」と告げられる、彼の父をどう思えばいいのだろう。

「そろそろ、人生をちゃんと考えたい。武器が何もないんです。」
何がトリガーになったのかは聞かなかったけど、一期一会。青年は幸運を掴む。
閑話休題。
全く必要ないとは確信していたが、美術館HPでは「日時予約が必要です」と、堂々と記載されているから、無駄を承知で14時入館の予約を入れておいた。
『日本画の150年 明治から現代へ』(茨城県近代美術館)
ヤングケアラーと別れ、軽くランチしたあと、ちょうどいいタイミングでやってきた路線バスに乗り込んだ。1時間か2時間に1本のバスだから、「乗らないと損」な感じで乗ってしまったが、停留所2つ抜けた後に最寄り停留所へたどり着いた。
3分しか乗ってない
人生3度目。都道府県の中で47番目に好きな県であることに変わりがないが、意外とこの美術館の印象はいい感じ。
想定通り、誰もいない。
美術館内にはスタッフだけが溢れ、日時予約の必要性は微塵もない。
広いだけのロビーに堂々としたブロンズが数体。
ロダンの素っ裸3人組は、実は3人とも全く同じ形。
知っている人は知っているけど、知らない人は気が付かない。
さて、誰ひとりいない展示室に入るか。
その前に、今日は録画してあるドラマを観続けよう。
『イチケイ』『コント』『半径5m』『大豆田』『あのキス』『生きるとか死ぬとか』、そして『モネ』。いいドラマが多すぎて、全話鑑賞中。引きこもりの日々。
(つづく)
■ルーブル美術館に女性館長誕生 200年以上の歴史で初
(朝日新聞デジタル - 05月28日 09:05)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6533833
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