島根tripenartのトリガーは4月25日、日経新聞12面。
『美術館常設展 広がる世界』と題されたその特集記事は、クソコロナ禍で海外作品の企画展示が思うようにはかどらない日本の美術館事情を問う。
その中で、秀逸な作品をコレクションしている美術館として、筆頭に挙げられていたのが「日本の夕陽百選」にも入っている《島根県立美術館》
記事を読み進めていくと5月24日を最終日に1年以上のリニューアル閉館に入ることがわかる。
すぐさまJALへとコンタクトを取り、1か月後のフライトのブッキング
もちろん、梅雨入りにあっても梅雨の中休みであるはずの日を選んでおいた
《島根2》承前
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1979333585&owner_id=8666179
『島根県立美術館』菊竹清訓作品。★5.
「日本の夕陽百選」美術館である誇り。閉館時間は《日没+30分』
企画展+コレクション展をたっぷり鑑賞したいから予約時間を16時30分に入れて、日没の19時11分+30分。つまり、3時間の鑑賞タイムを確保した。
あっさりと済ませるはずだった企画展『生誕100年回顧展 石本正』を、じっくりと観てしまったことを、すべての常設展を観終わってから気が付いた。
日経新聞に「コレクションが豊富」と書かれていたことをすっかりと失念して。
《ロッテルダム、蒸気》(シニャック)
常設展、いきなりのシニャックに膝カックン。涙が出た
さらに立て続けにシャヴァンヌ2作品とメルソン《エジプト逃避途上の休息》
日本画家の洋画作品。誰の作品かを失念したので、知っている人はお知らせしていただきたい。
三岸節子にも出逢うことができた。
所蔵の一つ、松本竣介は今回展示なし。禁断のポストカードに手を出した
《鉄橋付近》(1943年/松本竣介)
島根tripenartへの最大のトリガー。
国内最多の杉本博司コレクション52点
展示室貸切の贅沢。
クソコロナの懸念もなく、人口密度も1に満たない程度。(←未確認)
これほど安全な場所が、日本国内のどこにあるだろう。’(←どこにでもある)
1995年に購入した《海景》は当時31万円。同様の作品は、2008年のクリスティーズでは1億円の落札となっている。
島根県立美術館の含み益を思うと、ヨダレしか流れてこない。
杉本博司展示室の隣室には李禹煥展示室。
贅沢なことに、ここも貸切。鑑賞し放題。
時間が許せば、この2部屋だけで2時間は必要なのに、サンセットの時間がじわじわと迫りくる。
浮世絵や掛け軸とガラス工芸の展示室は、キャンターなみに駆け抜けて、日没時間20分前に宍道湖畔に佇んだ
梅雨入りの島根県。
塩見茶屋のおばさん曰く、
「弁当忘れても、傘忘れるな」が、この時期の教訓。
川オス訪出雲が八百万の神々に伝わっていたのだろう。
当日の《夕日指数100》は確定していた。
優しいレンタカー屋のおじさんが、軽自動車のリアシートに傘を忍ばせてくれておいたが、実は全く必要ない。
湖畔の公園には夕陽を象るモニュメントが幾つか。フォトジェニックなスポットになっているようだ。
秋の陽のつるべ落としとは違い、とてもゆったりと神々しく沈んでいく5月22日の太陽。
少しだけ風が強く、Tシャツにカーディガンでは寒さを覚える宍道湖畔であったが、多くの夕陽好きたちが集まって、それぞれに夕食前のひと時を愉しんでいた。
湖の西端水平線に着水した太陽が、まるで19時の時報のように。
これから11分掛けて、姿を隠し、マジックアワーを彩るはずだ。
さぁ、腹が減った。
ホテル推奨の割烹小料理屋・あお山さんでいただいた赤天や島根牛の陶板焼きが、とても美味しかった

さらに料理屋のホスピタリティが最高レベル。
ここでさえ21時クローズという制限付き
とにかく頑張って欲しい飲食業界や旅行業界、そして観光業界。応援するしかない。
(つづく)

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