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2021年05月19日10:52

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《映画》セルロイドヒーロ―になれなかった同窓生

古畑任三郎のイメージが強烈すぎて、田村正和さんの出演した映画に記憶がない。
これはきっと、杉下右京にも同様のインプットがされていて、水谷豊さんが監督したドスベり映画の数々を思い出せないのと同じこと。但し、水谷豊さんには名作『青春の殺人者』の主演という、煌びやかな勲章がある。
しばらくは田村正和さんが生前語ったこの言葉を刻み、テレビ欄を注目する。
「(もしも僕の姿を見たいという人がいるなら)残念だけど、僕が出演した番組の再放送を観てください」
自らの生きざまが、永遠に映像に残されるのはとても羨ましい。
数多のセルロイドヒーロ―たちへ感謝映画

カチンコ映画レビュー
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061『ドレミファ娘の血は騒ぐ』★4.5
とにかく驚いたげっそり
令和史上最大級の驚き。
同級生がスクリーンに映っている。

3年前の同窓会から没交渉になっているLINEをほじくり出し、早速、彼のスマホをノックする。
蟹座「生きてますか?池袋文芸坐で『ドレミファ娘』観てきたよ」
1時間後、既読がつきドアがあいた。
ブタ「あははは、オレ、映ってるのわかった?」
分かるもなにも、文芸坐のスクリーンにワンショット。およそ1秒だけど。
直感は働いていた。
1985年製作された本作は、オープニングでスタッフ・キャストロールが流れるパターン。
〈ゼミの人々〉のくくりで何となく彼の名前を見つけたが、エゴサーチすれば幾らでも溢れ出て来そうなよくある名前。苗字に至っては日本人ベスト5以内にランキングされているはず。故に、これも直感の為せる技なのだろう。
さらに、撮影協力に監督出身大学のキャンパスが利用され、彼の通った大学であるという薄い知識。
スタートからわずか3分ほどでセリフもない彼の姿を確認し、その後、小さく2シーンほど映っていた彼にほくそ笑んだ。
映画好きは、おそらく、おいら以上。同級生一の映画マニアで、その知識も映検2級クラス。
もう9年も前になるが、お蔵入りしていた『黒部の太陽』がリニューアル・ノーカット上映された際に、彼と映画館へ足を運んでいる。
上映後、昼呑みの串焼き屋で酔いどれになりながら、おいらのことを「リスペクトしてる」と言ってくれた彼と、またゆっくりと、映画談議を交わしたいものだ。
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ところで『ドレミファ娘』は、鬼才・黒沢清監督の2作目作品。
もともと、日活ロマンポルノ作品として制作されたが、あまりにもあれなので日活が受け取りを拒絶。仕方なく、エロシーンを極力省き、一般映画として再編集して公開にこぎつけた曰く付きの作品。
日活が作品を買っていれば、タイトルは『女子大生 恥ずかしゼミナール』であったし、黒沢監督が当初シナリオ化したタイトルは『産地直送もぎたてのお尻』。
1秒出演を果たした友人の立場を慮れば、タイトルが『ドレミファ娘』で良かった。
セルロイドに焼き付けられた事実は一生ものだからね。
★4.5は付けてみたものの、シュールを理解しないと、かなり鑑賞に堪えられない作品としてお伝えしておこう。

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060『神田川淫乱戦争』★NC.
本来であれば、こちらを鑑賞したくて緊急事態の文芸坐に乗り込んだ。
国立映画アーカイブの特集が見事に中止され、鑑賞したかった逸品がことごとく流れ去った。そのうちの1本。さすがは名門・池袋文芸坐。

今でこそヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞を受賞した名匠でも、デビュー作はこんなもの。点数をつけるに値しないポルノグラフィック。
麻生うさぎも川オス若かりし頃、お世話になったものだ。

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056『くれなずめ』★2.
とにかくもったいない。
今、勢いのある若手バイプレーヤークラスの面々をふんだんに使いながら、相当に手抜きをして作ってしまった感があふれている。
ラストも蛇足気味で、男性陣キャストの魅力を差し引いても★3.
さらに、あっちゃん割引で★2.
名優となるはずだった前髪クネヲが干されて、あっちゃん大活躍の日本映画界。
さてさて、どうやって受け入れようか。沈思黙考。



TV田村正和さん死去「十分、やり終えた」コミカル役も輝いた不世出の二枚目
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=6522646

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