10月10日が体育の日だった時代。
何の心配もなくデートの予定なんてのを入れることができたのに、いつの間にか《晴れの特異日》は雨に煙る
出掛ける予定は次の日に伸ばしておいた。これで100%晴れ男
日経新聞の美術コラムは、ただ今『建築家の自邸 in USA』
その初弾は当たり前のようにフランク・ロイド・ライト《タリアセン》
この家で起きた悲劇。呪われた建物。
ミルウォーキーなんていう、どこにあるのかも知らない土地で〈見学可能〉と記されているが、我がファイナルミッションはあくまでも《落水荘》

。
いつの日か my wish list から《Fallingwater》が消されることを夢に、まだ見ぬ名建築物を手当たり次第に追いかける。
新宿でGo To EATランチしてから徒然さんぽ
『コレクション展示』(中村屋サロン美術館)
中村屋カレーは一度だけ食べたことがあるけど、コスパに首を傾げた記憶しかない。
その3階。入館料300円の中村屋サロン美術館は、碌山の『女』がマスターピース。
創業者である相馬夫婦の略歴を読むにつけ、この夫婦に関わった碌山や中村彝の生涯に思いを馳せる。男と女、そしてファムファタル
東新宿。目標は鬼王神社。
建物ファンの先生レコメンド・軍艦ビル
玄関にたむろする若者たちも建物ファンの一行かと頼もしかったが、ビル内テナントのイングリッシュスクールの学生さんだったようだ。
彼らのお陰で、まずは玄関突破

これも奇跡らしいが、もう一つの奇跡を狙って屋上へ向かう。
残念ながら屋上は暗証番号入力型の電子キーが設置され難攻不落。
試しに住所番地や警備会社の電話番号を入れてみたけど、奇跡は起きなかった。
よろしい。外に出て後背から全景を見上げよう
せっかくなので《鬼王神社》
この日の新宿巡りも、きっと誰かのお陰様。
御朱印は2枚目。あと1枚でスリーカード
場所は神奈川県厚木に移ってアミューあつぎ。
9階には毎年経営者が変わってしまうという呪いのミニシアター《あつぎのえいがかんkiki》がある。
その階下、8階。
《クラウドガーデンsola

》
地元厚木出身の建築家・石上純也作品が、見るも無残の姿に変わっていた。
EVからフロアへと歩み出すと、ちびっこ保育の受付おばさんが訝しげに声を掛けてきた。

「コロナでガーデンは立入禁止であり、保育施設しか空いていない。あなたは関係者なのか?」みたいな、正義のおばさん。

「いや、それほどのことでもないので気になさらずに

」と、関わりを避けていたら、責任者を呼んでくると、鼻の穴を広げてSTAFF ROOMへと去って行った。
そんな大それたことでもないのに、まぁ、いいか。
スイッチを切り替えて、スーパーVIPモードで対応してあげよう。
館長さんがやってきた。
スーツを着ていたから、館長さんも会釈で近づいてくる。
瞬時にアクセルを吹かす。

「石上先生の作品を観に参りました。コロナで入室も見学もできないようですね。それにしても、せっかくの作品がこんな感じになっていて、とても残念ですね…」
随分と上から目線な感想を語ったが、これで館長さん、勝手においらのことをどこかしらの大学准教ぐらいには誤解してくれたはずだ。

「ちびっことお母さんが利用者の中心なので、恥ずかしいですが、こんなに貼り紙をしてしまって、とても建築ファンにはお見せできない状態なんです。昔は建築雑誌の取材を受けていたんですけど(涙)」

「先週も見学をしたいというクリスタルなお電話をいただいたのですが、このような状態で入室ができないものですから(涙)」
平身低頭で対応してくれている館長さんを脇目で見ていた正義のおばさんも、おいらのことをどこかしらの大学准教ぐらいにレベルアップしたようで、訝しげの姿勢が直立不動へと変わっていった。
建築家作品の思いと、実際に使用するユーザーの思いが全く通じていない悪事例。
愛知は豊田市にあるSANNA作品《生涯学習センター》もそうだった。

「石上先生の作品は、那須の水庭も観てるんですよ

」

「はぁ

」
知らねぇな。
というより、この館長。
建築物にはそもそも興味もなく、役所からやってきた子育て支援センターのセンター長さんのようだった。子育てには自信があるのだろう。
アイボリー色に変色しつつある、この至極残念な石上純也地元作品は2014年作。
彼の名誉のために、2014年当時の白かった《クラウドガーデン》と、2018年作《ビオトープ『水庭』》
■学校のトイレ、4割が和式 その事情とは?
(朝日新聞デジタル - 10月08日 16:12)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6260879
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