我が家から東名川崎。海老名JCTを小田原厚木道路へ抜けて、さらに西湘バイパス、真鶴道路、熱海ビーチラインと幾つかの有料道路を突き抜けて132分後、一碧湖に到着
高速代がいくらかかろうと、どうやら安倍ちゃんが寄付してくれるらしいので心配ご無用。
曇り空の湖はほとんど人気もなく、別荘地とは名ばかりの寂しい情景。
観光地でもある伊東に存在するありとあらゆる美術館やテーマパークはすでに開館をあきらめ、唯一かのようにオープンを果たしてきたここ《池田20世紀美術館》も急遽、18日からの閉館がアナウンスされた。
無人、無車両の駐車場に黒マーチを止めて階段を上がる。
屋外展示の彫刻を眺めていたら館員のおねえちゃんが掃除に出てきていた。

「開いてますか?」

「どうぞ、お入りください」
聞くまでもなく貸切一人きり。
まさか客がくるとは思っていなかったのだろうか、館内のライトがようやく点いた
《池田20世紀美術館》
ニチレキ創業者の池田氏私設美術館。企画展『前田えみ子の世界展』も開催されていたが、これはあれなので省略。とりあえず、記憶を頼りに常設展の感想を記録しよう。
ボナールの大作と、ココシュカ、そしてヴラマンク。
20世紀美術館の名の通り、印象派末期からポスト印象派以降が収集品。
従ってモネやゴッホを観ることはできない。
スーラの子分、シニャックに期待していたが、点描知らずのパステル3枚。
末期2枚はいいとしても、ブラウン系の樹木の構図はシニャック最盛期の作品のひとつ。
美しい点描が観たかったです

★3.
今回常設展示の日本画家は田中保2枚。
「裸婦の田中」の名の通り、川オスびいきな作品である。★5.
ピカソ、ミロ、ダリが並ぶシュールな小部屋。
強い子のミロ。
ピカソと麒麟なダリ6連作。
シャガールの2枚は、わかりやすい青のシャガール。
地下は企画展とガウディ資料室、そしてできそこないガンダムのような『エレファントマン』。ガウディの設計したステンドグラスや設計マケットが置かれていた。
地下1階は、まるでワイフさんのように5分で通過
さて《池田20世紀美術館》川オスマイベスト3

マッシモ・カンピリはイタリアの芸術家。
デジャヴュ感あるモチーフは、ルート・ブリュックの陶板画のようだと鑑賞した。

ゴッホのようなマチエールはフランスの20世紀作家、ロアゾー。
知らない画家ばかりじゃん。

マイベストはこれにした。遠近左右、四方八方からゆったりと鑑賞。
オランダの画家、ウィレム・デ・クーニング。誰やねん。
2周+地下1階1周で60分。
ポストカードを買ってレジへ向かうと、お客さんが来なくて寂しそうなおねえちゃんから声が掛かる。

「コロナ、大変ですよね

」

「開いている美術館がここだけだったよ。週末から閉めるって情報聞いて慌てて来ちゃいました。貸切で申し訳ないです

」

「来ていただいて本当に嬉しいです。ほかの美術館も閉まっちゃって、地元のみんな、ゴールデンウィーク大丈夫かなって。どうしても、この辺のミュージアムってゴールデンウィークが一番込むんですけど、知り合いたちがみんな休みになってしまって。私のところは閉館しても勤務は続くので、生活は安心なんですけど…」

「西伊豆でしたっけ。補償金出すから観光地のミュージアムを閉めてくれって要請があったのは?」

「伊東市は感染者ゼロなんですけど、やっぱり他から持ってくるとかで。西伊豆町は補償金だすけど、市では無理みたいですね(涙)」

「ポーラにも、ここから貸し出しがありましたね。ポーラも神奈川県内では最後まで頑張っていたんですけど、無期限延期になってしまって…」

「展覧会始まったら行こうと思ってたのに、残念です。搬送の手伝いとかしたんですよ

」
延期になったのはポーラ美術館『モネとマティス展』。
当館所蔵のマティス作品が貸し出しになっていた。
11月までの展覧会なので、きっと延期になっても開館できるだろう。そう願っている。
緊急事態宣言が全国に為され、もうこのような自分勝手な行動はこれで終焉となるに違いない。
常識的な生活。常識的な意見。自粛は100点満点の行動である。
次に美術館へ出掛けられるのは3か月後なのか、半年後なのか。
クソコロナ。お前の求める常識が、おいらには非常識にしか思えない。
■外出、どれだけ我慢できるか 平均は14.4日程度
(朝日新聞デジタル - 04月15日 21:41)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6048556
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