プライスさんにお願いしなくても若冲のマス目書きが観られるというので静岡へ行ってきた。
特別公開の開催期間は5月6日までと、なかなか意地悪な日程。ただでさえ、意味不明な若冲人気の日本にあって、ゴールデンウィークに行ったらオヤジの禿げ頭しか観られまい。
新幹線に乗って静岡へ行くのは、意外と大変だ。
のぞみに乗ってしまうと、静岡駅どころか静岡県内で下車することが不可能。ひかりかこだまで行くしかないのだが、ひかりの自由席は品川で満席確実とされている。
しかも、思い立ったばかりの静岡行きのため、自由奔放。指定席も買っていない。
案の定、8時台の新横浜で乗車したひかり号。テキパキと行動できるおいらは座れたが、のんびりおじさんは立たされていた。
10時開館の美術館に備え、9時10分にはレンタカー(白マーチ)に乗ってまずは草薙神社に今日一日の無事祈願。平日の午前中とあって、残念ながら御朱印は不受。
ヤマトタケルさんがいたので「おはよう」と挨拶してあげた。
静岡県立美術館、9時55分。
駐車場はそこそこ埋まり、やはり若冲目当てのばあさんが大集合なのだろうか。
《屏風浪漫》(静岡県立美術館)★5.
美術館の雰囲気はなんとなく茨城県立美術館に似ているが、まだ閉じられている自動ドア前には…あれ、誰ひとりとして並んでいない
もしや、若冲じゃなくて若沖なのか
静美の所蔵する自慢の名品『樹花鳥獣図屏風』。
若冲でした。しかも、貸切。
インスタ蠅専用の高性能レプリカ。そういえば、昨年新潟で観たデジタルアートも、今、思えば意外とステキだった。⇩
屏風作品はこのほかにも26点。
若冲の下は『四季花鳥図屏風』狩野山雪。
長澤芦雪が、これまた素晴らしいが写真を撮っていない。
で、エピローグに飾られた変形屏風『赤富士』(小松均:1978)
27点鑑賞して、再び若冲に戻るころには5人程度の鑑賞客がパラパラと来ていたが、それにしてもスカスカな美術館だぞ。見事な作品群だというのに。
オマケの新所蔵品展からは、現代アートや芸術祭にはお馴染み、宮島達男のデジタルカウンター。直島に行けば宮島の水中デジタルカウンターが観られる。早く観たい。
(つづく)

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