幸か不幸かサラリーマン生活を離れて、相当量のマイタイムを手に入れている。

「そもそも、サラリーマン時代だって相当に自由だったじゃん

」という影の声が聞こえてこなくもないが、ヒエラルキーの世界とフラットの世界では視界が違う。
映画『七つの会議』を観て、改めてその不可思議で、なのに現実的な歪んだ社会を感じることができた。
月曜日の試写会にワイフさんを誘ったものの、用事ありで時間に間に合わない。

「ヨッシャ

(誰を誘おうかな、ランランラン)」と、心の中で快哉を叫んだのが、鼻の穴から漏れてしまったのか、ワイフさん、それを聴き逃さずにひと言。

「三女ちゃんを誘ってみたら?月曜日、休みだし

」
「誘ってみたら→誘っていけ」は「拝啓→敬具」同様に太古の昔からの決まり事。
三女ちゃんへのお誘いを躊躇していたら、すでにワイフさんが声を掛けて同行成立。
サンタルチア
否、なんたることだ
瞬殺なう。
三女ちゃんとのデートは久しぶり。
試写会場のある神保町で待ち合わせして、まずはディナータイム。
勝手知ったる神保町。

「ボンディのカレーと、さぼうるのピザ+スパゲティ、どっちにする?」

「さぼうる。クリームソーダで

」
神保町ブイブイ王子時代、アフター5で通い詰めたさぼうる2。
飲めないビールを片手に、ナポリタンとピザをシェアしながら飲むのが好きだった。
そもそも飲みたい男子たちは隣の「さぼうる」へ行き、ナンパな女子会好きはこちら「さぼうる2」へ行く。
映画やドラマのロケ地としても有名な喫茶店。
20年振りのナポリタンをオーダーしてみたが、聞きしにまさるヴォリュームだった。
そもそも盛り皿が小さいもんね。
海老ピラフとクリームソーダの三女ちゃんも、おとう(←おいら)にしかお話しできないことや旅行話とかを会話しながら腹を満たす。至福である。
011『七つの会議』★5.
福沢諭吉の玄孫である福沢監督が登壇し、個性的なトークを展開した。
いわずと知れた慶応大学ラグビー部、しかも最強時代のフィフティーン
諭吉のコネでTBSに入社(本人談)して、ドラマ畑を歩み、いまや池井戸ドラマに福沢あり。おいらの金庫に福沢あり
映画に対する愛情が凄い。

「(クソのような練習をさせられた)ラグビーは嫌いだ」と言い切る男らしさ。
この舞台挨拶があったからこそ、応援団のような気持ちで映画を鑑賞できた。
作品は日曜劇場8倍速の早回し版。
展開もスピーディで飽きずに2時間が過ぎていく。
ドラマ『黒井戸殺し』で名探偵ポアロ(偽)を演じた萬斎を筆頭に、顔芸の中車、ソフトバンクの犬・北大路欣也ほか、オールスターキャストがほとんど悪いやつら。
ツイストが弾いた引き金すら、巨悪の前に崩れ墜ちる。
不思議な瞬間だった。試写会場に元上司が同僚連れて前方に座っていた。
仕事を離れて会話をすればとても優しい人なんだけど、上司の意向に逆らうことなく常に困った顔を見せていたのが印象的。
直属の上司ではないので影響は受けなかったが、噂話では”頼りにならない人”。
おそらく、そんな人ではないはずなのに、ヒエラルキーの社会が人間を束縛する。
彼は60歳を超えて、いま、どんな気持ちでこの映画を観たのだろう。人生一度きり。
三女ちゃん曰く「面白かった

」と、ワイフさんに感想を述べていた。
男社会の映画なので心配だったが、彼女も社会人。我が子ながら成長するものだ。
帰路に乗った通勤電車とやらで、ほんのり赤い顔で眠りにつくビジネスマンやスマホでゲームに嵩じるビジネスマン。
毎日毎日、七つの会議をこなしているのだろうか。心の中で”お疲れ様”と語り掛けた。
■食べ物の好き嫌いが激しい人に批判の声 外では無理して食べるケースも
(しらべぇ - 01月22日 12:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=202&from=diary&id=5466217
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