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2018年06月30日21:17

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《2018甲信7》晴れ男というイデア

早いもので昨年、尊敬する父を亡くして7月で1年。
新盆と重なる菩提寺の事情から、少し早めの一周忌法要。
猛暑の中、多くの親族とともに見守られて、亡き父の更なる精進を祈る。

先日、山下達郎のLIVEで彼が「唯物論」に関して否定的な見解をMCで語っていた。
数多く語っていたMCの中で一番印象が残っている。
カラオケ「唯物論ではいい作品は作れない。精神が根源的なものであるからこそ、イメージやインスピレーションが湧いてくる」云々。

今日の法話も同じような話題に触れ、葬儀や年忌の簡素化や仏壇を持たない世代、墓払いの増加など最近の風潮を憂いていた。
「寺の(財政的な)事情もあるけれど」という正直な本音も追加して。

無宗教といいながら、このような法要を最重要視していたり、寺社仏閣を回りながら御朱印集めをしたり、ステンドグラスな教会に通ってみたり。
絵画や建築物を観るために旅に出たり、映画や演劇で絵空事に感動したり。
おいらときたら、マテリアルとイデアの区別もなく、のべつまくなしに自らが好きなことばかりに時間を費やしているようだ。

車(セダン)甲信日記。
暗闇の青木ヶ原樹海に震えながら黒マーチを走らせた、観念論の権化なおいらの甲信日記も最終回。
投宿先の蓼科を9時過ぎにスタートして、高速に乗らずに一般道を右左。
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長野〜山梨の県境あたりで降っていた雨は、最初の目的地『清春芸術村』に着くと同時に降ることをやめ、その先に青空さえ現れる。
おいらは世界一の晴れ男である、というイデア。
天気予報なんていうマテリアルには、一切証明できまい。
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清春芸術村のシンボルアトリエ《ラ・リューシュ》(1981年)
開館10時に5分ほど遅れるぐらいに到着したが、土曜日の曇天がその理由なのか、先着している来村客は1人か2人。このツアー、どこもかしこも貸切に近い芸術鑑賞の至福。
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《茶室・徹》(2006年)
これで幾つの藤森作品に出会ったことだろう。
逆に、この茶室がなければここに来ることはなかっただろうし、いろいろな行動は代わっていただろう。
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ポストカードには満開の桜と茶室・徹桜
いつの日か、1.7坪の室内で茶を飲める日がくることだろう湯のみ
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《清春白樺美術館》(1983年)
こちらは谷口吉生設計のルオーがたくさんの清楚なる美術館。
ついでに、《ルオー礼拝堂》(1984年)も、同氏設計物。
ステンドグラスに惚れた。
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もともとは小学校だった敷地に作られたという清春芸術村。
この作品《梅原龍三郎アトリエ》は、小学校でいえばウサギ小屋があるような校舎の裏手に存在する地味なアトリエ。
室内に入ることができず、せっかく展示してあるイーゼルや絵画作品は、スマホカメラ超テクニシャンの力を借りないと、その室内を撮影することができない。
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《光の美術館》(2011年)は、ご存知、安藤忠雄作品。
中に入ると、まるで仙川で見た《東京アートミュージアム》のデジャビュ。
太陽の差し込みがなかったから、光の芸術を堪能できなかったのが唯一の失意。
ここ清春芸術村には、おいらが近年追いかけてきた日本有数の建築家がそれぞれの主張を果たしている。

滞在時間80分。
たかが村の小学校の広さなのに、これだけの時間、いくつかの抽象的な現物に出会って観念を新たにした。
旅に出てこその会得。

駐車場に戻り、エンジンをかけるとフロントガラスに1つ、2つと雨粒が舞い降りる。
あとは食事をとって、時間があれば室内美術館に立ち寄って、中央高速をひた走るだけの旅程である。雨は本降りとなったって構わない。
涼しくなってちょうどいい。
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西湖の同級生に勧められた信州そば《三分一》湯のみ
こちらも建築家・三分一博志氏の作品なのかと早合点してみたら、長野県人なら誰もが知る名水「三分一湧水」仕立ての十割そばが食せる名店とのこと。
正午に近かったけど、並ぶことなく入店し天ぷらせいろに舌鼓、食欲を満たす。

ここまでくれば、2度目となるが平山郁夫に会わないわけにはいくまい(←会う)。
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真贋の怪しさは従来通りだけど、シルクロードで収集した平山コレクションはいろいろな中途半端さが面白い。どこで買ったの?
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《平山郁夫シルクロード美術館》
2階に上がると、ジベルニー美術館睡蓮の間を模した大展示室。
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太陽と月の『大シルクロード・シリーズ』は必見。

美術館を出ると駐車場には本降りの雨。
長坂ICから中央高速に乗って、スタバを求めてSAで憩いのひととき。
案内板を見ると「高井戸で事故発生」の一報を知り、渋滞が伸びる前に府中ICからするりと抜けて帰路に着く。おいらの辞書に渋滞はない。
ほらね、渋滞すらイデアが解決する。



飛行機“引退”のガチャピンがフジ地上波の冠旅番組で復活
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=5178960
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