浦和の街で数年働いたことがある(第一次ブイブイ時代)のに、さいきんに行ったことがない。
埼玉県立近代美術館、愛称”さいきん”、ニックネームMOMAS
浦和駅、否、南浦和駅、否、武蔵浦和駅、否、東浦和駅、否、浦和美園駅、否、中浦和駅、否、西浦和駅、否、北浦和駅から歩いてわずか3分。
北浦和駅西口駅前の案内図。ほぼ何もない街。
北浦和公園に入ると、日陰で育ったような20代、30代の男子50人ぐらいがスマホを見つめながらワサワサしている。
会話を聞いてみると、どうやら「ポケモンGETだぜ!」
いまだにポケモンGOをやっている人がいるとは、さすが埼玉
公園内にある美術館へ向かっていく。
グレコ彫刻はオールヌードではなく、腰に湯あみを巻いている。
そう遠くない過去、日本のどこかの野外アートで、気の違ったPTAのおばちゃんが、

「ハダカの彫刻を公園に建てて、子供たちに悪影響だ」と文句を垂れて、行政が裸像に白布を掛けたという笑えない冗談のような真実。
その影響かとほくそ笑んだ。
ファザードは如何にも黒川紀章らしさが見て取れる。
黒川紀章、初めての美術館設計だった1982年。
公園内の「彫刻広場」にも、彼の代表作『中銀カプセルタワービル住宅カプセル』が置かれている。
ちなみに、黒のモノリスもアート作品のひとつであるが、根元を見るとファミリーピクニックのお弁当箱や自転車が無造作に立てかけられている。
さすが埼玉
小学生を連れた親子10組が係員にくっついて、屋外彫刻の洗浄作業ボランティア。
フェルナンド・ボテロ『横たわる人物』のBefore & After
黒光りの裸体に生まれ変わりました。小学生、ありがとう。
さて、埼玉県立近代美術館。
まずは入館料わずか200円の常設館。
ちょうど、キュレーターの作品解説が始まって、展示品から2つの代表作が選ばれた。
『二つの花束』(マルク・シャガール)
下半分手前の花束2つは愛妻と娘を暗示し、そして上半分の暗い町並みは彼の育った故郷ヴィテブスクのゲットーを描いている。
花瓶の下に頭が半分見えている。多くの解説では、シャガール自身。
彼の絵は幸せに満ち溢れている。
『横たわる裸婦と猫』(レオナール・フジタ)
隣に掲げられたパスキン作『眠る裸女』と比較して、どちらが好きかというセクハラ的な問いかけに、3名がパスキン、おいらを含めた10名がフジタを挙げた。

「あなた(←おいら)はなぜフジタを?」
彼女のお尻が好きだとは言えないから、

「乳白色の色遣いが好きなので。あと、猫の存在もインパクトがあります」と優等生な回答。
残念ながら所蔵品であるモネ2作品は貸出中とあって鑑賞は叶わなかったが、どうせどこかで見ている作品である。200円の入館料で贅沢は言えない。
地下1階には吹き抜けとなった半野外展示『彫刻の部屋』。
圧倒は舟越保武『ダミアン神父』
ハワイ島でハンセン病患者の救済にかかわり、最後は自らがハンセン病に罹患し49歳で亡くなった英雄。必見。
”さいきん”、もう一つの特長が『椅子の美術館』。
各階のコリドーに備えられた欧米日各国の名品が10数点。
驚くことに誰もが作品に座ることができる。
もろちん、リートフェルト作品『RED & BLUE』に着席。
ありがたい美術館である。
『モダンアート再訪 ダリ、ウォーホルから草間彌生まで〜福岡市美術館コレクション展〜』
草間彌生と書いておくだけで、集客が期待できる現代アート展覧会。
『夏(1)(2)』(草間彌生)
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1821863600&owner_id=8666179
2012年、草間彌生のかぼちゃに会いに大濠公園へと出掛けて以来6年ぶり。
ダリ『ポルト・リガトの聖母』と、デルヴォー『夜の通り(散歩する女たちと学者)』は、しっかりと右脳が覚えていた。
印象的だったのは小品ながら赤瀬川原平『千円札(風倉匠の肖像)』
紙幣を模したり、印刷してコラージュに使ったりすると、たとえ”芸術”であっても罪になるという判例を与えた《千円札事件》。
多くの人に理解されない現代アートには、このような冗談ともつかない事件もあったのだ。
展覧会は5月20日が千秋楽。
福岡市美術館は改修中で来年3月まで閉館中。
この期間を利用したコレクション展、まだまだ地方を巡回予定。
近くにいくことがあったら、覗いてみるべし。
理解できない作品の渦でおぼれてしまえ。
■地面を見ると...あれっ? 所沢市が「マンホールのふた」を広告媒体に
(Jタウンネット - 05月19日 17:10)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=241&from=diary&id=5117965
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