ゴールデンウィーク幕開け。
どこもかしこも渋滞・混雑のこの時期は、ゴールデンウィークの名付け親に敬意を表して、例年のように集中的に映画鑑賞を繰り返すことにするつもり。

映画レヴュー

051『アイ、トーニャ』★4.5
トーニャ・ハーディング本人や、彼女を取り巻く近しい人々のクソ振りが酷すぎて、鑑賞後の後味は、薬膳カレーを食べ終わった時のようにあとを引くほどの悪さ。
登場する連中が競ってクソっぷりを披歴するシーンは、まさに秀逸なコメディ。
誰も彼もが絶対にそばに居ないで欲しい連中なのだが、中でもワースト級のワーストは、母トーニャ。彼女がすべての元凶だろう。
さらに、おいらが一番嫌いなDV夫・ジェフ。
誤解しないように書いておくが、ジェフが一番嫌いなのではなく、DVをする夫(男)はすべからく大嫌いだ。
インタヴューをベースにしてドキュメンタリー色を存分に露出して創られた作品は、ともすれば多くの居眠り客を道連れにする。
登場人物の誰もに好意は持てないが、映画作品としては十二分に高得点。
母トーニャがオスカーを受賞したのも最高に適切な評価といえる。
トーニャにとって不幸な運命はあまたにあるが、彼女の世代だけ冬季オリンピックが2年に1度となってしまった(アルベールビル1992→リレハンメル1994)ことや、CBSが主導する視聴率絶対主義の弊害により、1996年開催なら選ばれるわけのないトーニャがUSA代表として選出されてしまったことなどが、彼女が最悪の運命をたどるためのレールを敷いた。

049『クソ野郎と美しき世界』★4.
草��メンバー、稲垣メンバー、香取メンバー。
キムタクの桎梏から吹っ切れた嬉しさがスクリーンにほとばしる。
1人1本のオムニバス+3人1本の完結編。
期待していた園子温監督作品は、力の入れ方が適当過ぎて最下位評価。
太田光監督作品が4本の中ではベストかな。
3メンバーの悲壮感すら感じさせるソロデヴューに★1つプラスでプレゼント。

050『娼年』★2.
松坂桃尻のピストンには敬意を表するが、これはどうも《松坂桃尻ファンが楽しむ女性向けポルノ映画》という位置づけのようだ。
冒頭のスタッフロールに原作・石田衣良を確認した時点で、「これは地雷を踏んだ」の感覚。
なぜなら、石田衣良の文庫本を過去に2冊ほど買ったことがあるが、どちらも数十ページを読んだだけで完読をあきらめている。
つまらない、というよりは、おいらの感性には全くはまり込まない作家ということ。
当然ながら、その予感は的中する。
ただでさえゲンナリなシーンが続出だというのに、鶯谷のばあさんに辟易。
目をつぶってスルーした。
TOHOシネマズ日比谷のマイこけら落としに選んだ作品だが、せっかくの立派な劇場が残念至極。
こんな映画は、飯田橋のくらら座のような場末のポルノ映画館で何かと3本立てて観るような感じでいい。
■本田真凜・樋口新葉らが出演 横浜でアイスショー
(朝日新聞デジタル - 04月28日 19:06)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5091173
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