亡き父のライフワークだった神棚すす払いを、今年初めて不器用なおいらがチャレンジ。
神器の意味も分からずに、母やワイフさんの手を借りて新年を迎える準備が整った。
ごぼう締めは3尺。この交換は、ワイフさんにお任せする。
庭を歩くと、いつの年よりも増して千両の実が冬の寒風の中、誇り高く実っている
ほかに万両と南天。
実が上向きにあるのが千両、すでに頂点に達し下に垂れる万両。そして、のど飴になるのが南天。
近所のおばさんたちがやってきて、正月の装飾用にと千両のお裾分け。
父の偉業に華が咲く。
2017年美術館納め。
秩父宮ラグビー場の近辺にありながら、初めての訪館《ワタリウム美術館》。
9月に開催されていた石巻での『Re Born ART』。
3.11で被災した石巻をリボーン(再生)させようという芸術祭。
屋外には草間弥生の作品も展示されており、現代アートファンの心をくすぐった。
しかし、我が家から4時間の道のり、そして台風襲来という二重苦(自称)を乗り切れず断念。
そんなおいらには、必ず差し伸べられる救いの手
『Re Born Art』の作品のほんの少しが、ここ南青山で鑑賞できることになっている。
そのシンボルオブジェ。
会場は閑散ながらも若手のカップルや外人さんたちが作品をしっかりと堪能している。
石巻へ行ったのか、それとも諦めてのここなのか。
現代アートの小さな殿堂、ワタリウム美術館。実は「新・美術空間散歩」に掲載されている"一度は行っておきたい日本アート空間54”の一つ、これにてクリア。
さて、師走は坊主も走るが、おいららも走る。
電車を乗り継いで、季節外れの北鎌倉、そして横須賀線のプラットホーム
目的の美術館へ行く前に1箇所、《北鎌倉古民家ミュージアム》。
建物は築100年以上の堅牢なる古民家で、これ自体が芸術。
展覧会は「粟野敦子 創作人形展」いのちの詩〜金子みすゞの世界〜
金子みすヾの詩からインスピレーションした創作人形。
昭和がさらに遠い時代に過ぎ去っていく。
さて、この日の主目的地は、あじさい寺への道半ば。
小さな洋館に魅入られたように足を踏み入れる。
《葉祥明美術館》
玄関前には小さな犬のオブジェが、ごく自然に我らを迎え入れてくれる。
どこかで見たことのあるメルヘンなイラスト画。
葉祥明、よう・しょうめい。
恥ずかしながら初めて聞く三文字熟語。
中国人の作家さんかと思いきや、熊本出身の日本人画家。
メルヘンイラストのみならず、スピリチュアルな人生訓も数多く著されていた。
従って、訪館者ノートへの書き込みがみなさんディープ。
思い悩む人々が、葉祥明に救われているようだ。
ノートによると、12月28日には宮崎駿先生もサイン付きの書き込みをしているが、受付の人によると、それは鎌倉のたぬきがなりすました、いたずらのようだ。
作品を観ていくに連れ、懐かしい思い出が湧き上がる。
高校時代のぼくは、きっと今よりも筆まめで手紙を書くことが(mixi日記を書くことよりも)日常だった。
手紙を書くなら便箋と封筒。
鹿島田駅前の北野書店や、通学路だった元住吉の文具店のサンリオショップで、このイラストの(或いは、こんなイラストだったような)レターセットを手にしていたはずだ。
物持ちの良いおいらのことだから、35年前の便箋だってあるはずだろうと、大掃除のさなかに書庫を探してみたが見つからない。
高校や大学当時のおいらから手紙をもらったことのある方は、あなたの抽斗の中からおいらの自筆付き葉祥明の便箋を探し出してくださいね。

これが手描きだと……!? 本物にしか見えない三角定規のイラストに「うますぎて意味がわからない」と大絶賛の嵐
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=4925577
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