年の瀬無料舞台鑑賞ウイーク(仮称)も2日目が過ぎた。

「ユーミンあるけど行く?」
行かないわけがない(←行く)
ユーミン×帝劇は5年前の初弾「8月31日〜夏休み最後の日〜」の恐ろしさは今でも記憶に厚いが、お陰様で第2弾とやらは完全にスルー。
さすがのクソ芝居も回を重ねればだんだんとだんだんとだんと、良作になっていくものだろうと、ポジティブシンキングゆえ、第3弾、安売りチケット屋で3,000円なら鑑賞しようと考えていた。
ところがどっこい、持つべきは友。
招待券が手元に届く。
いつも、ありがとう
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第1弾、つまり5年前のトラウマ(★マイナス500万点/ワイフさん評)を抱えているワイフさんに、恐る恐る、しかし至極当然に、声掛けする。

「帝劇のユ…」

「行かない」
むすめふさほせ、か
前回の反省を込めて、黒マーチ運転中はユーミン縛り。
TSUTAYAから「ポップなんちゃら」なるCDを借りてでさえ、新作「朝陽の中で微笑んで」との同化を計ってみた。
19時開演。
20時30分、第1幕が終わる。
気を失っていた。
20分のインターミッションに、丸の内イルミネーションを眺め、帝劇での90分を忘却の彼方へ追いやり、第2幕に備える。
22時15分、終演。
どうにか気は確かだった。
クソ芝居、
否、
お芝居が終わり、ユーミンが舞台に独り、魔女宅のテーマを唄う。←来てよかった。
招待客と思われる後方席の一団は帰りを急いで、アンコールさえ聴かずに席を立つ。
そりゃそうだの22時30分
誰だって眠りにつく時間だよ
果たして帝劇の観客席全てが気を失っているのかと思いきや、そうではない。
アンコールを熱望する80%のコアファンたちは、スタンディングオベーションで永遠の恋人・ユーミンに愛情の拍手を贈り続けている。
予定通りのリ・アンコールは、卒業写真。
彼女のかすれ声を聴きながら、右脳は考えていた。
来年秋に迫った久しぶりの同期会、そろそろ準備しなきゃなぁ。なんてことを。
なるほど、中島みゆきの「夜会」がそうであるように、この舞台はユーミンとファンたちの同窓会のようなものなんだ。
曲さえ聴ければ、舞台のストーリーなんてどうでもいい。
500年後などという物語のディテールが破壊していようが、AKBが学芸会の主役を演じようが関係ない。
「夜会」は、そんなに嫌かい?
同窓会場のブッフェの味がどうでもいいように、友たちとの再会さえできれば、それでもう満点なのだ。
「朝陽の中で微笑んで」、評点は避けておこう。
次なるユーミン×帝劇第4弾。
S席500円なら行ってもいいね
こちらはリアルに舞台ファンたちが集うシアターコクーン。

「A席っぽいけどチケットあるで

」
キツネ目か。
シアターコクーンなら、どんな席だってシアターオーブのそれよりは特等席だ。
しかも、クソヒマである。(←行く)
3時間17分という基地外並みの上演時間。
そろそろ演劇界も働き方改革が必要だ。
“欲望”が“ディザイア”であることを、おいらは中森明菜よりも先に、映画「欲望という名の電車」を観て知っていた。
メンヘラという、少し厭な単語がこのストーリーのコアを支えている。
主人公を演じる大竹しのぶは、橋田壽賀子比500倍の長セリフをいとも自然に放ち、どうしようもない存在感を主張する。
原作はもとより、練り上げられた脚本と優れた役者のメランコリー。
エリア・カザンの映画は半世紀前の遠い遠い記憶の中に消え去ったけど、マーロン・ブランドとビビアン・リーが今夜の北村一輝と大竹しのぶ以上なら、できるだけ古ぼけた映画館でもう一度観てみたい。
音量を落としたポルカの音色が象徴的。
激しく展開するラスト、狂気。
★5.
それにしても、連夜で22時を超える長舞台。
みんな、眠くないのかね。
■社会人に聞きました「今年、キスをしましたか?」
(TOKYO FM + - 12月13日 12:10)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=257&from=diary&id=4901730
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