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2017年08月12日20:47

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高島屋、個人情報漏洩ほったらかし

高島屋を名乗る男性から
ひよこ「タカシマヤ友の会の会員に、クレジットカード不正利用の惧れがある。警察などから連絡が入るので、対応してください手(パー)」との電話が入る。
受けたのは老母、80を4つ超えているとはいえ、頭脳明晰。
怪しい電話と見抜いて、本人曰く「撃退した指でOK」。
しかし、相手は経験豊富な詐欺師集団。
老母の必死の抵抗など巨像に歯向かう蟻でしかない。

会話の内容を懸命にメモしておいて、おいらにその概要を教えてくれた。
未だ忌中にある実家ゆえ親族からの連絡もあろうかと、留守番電話を解除していたのが詐欺師たちにスキを与えることになった。
嫌な時代だが、便利が生んだ鬼っ子。
罪に対する罰が緩すぎることを我が国の立法府は誰ひとり気がついていないのだから。

詐欺師の仕組んだストーリーはこうだ。
ひよこ「横浜高島屋でカードを不正使用した女性(名前、年齢あり)が警察に捕まった。その中に、奥さん(←おいらの母)のカードナンバーも含まれている。
購入されたものは6万円のカバン。今、警察の取調べを受けているので、近いうちに連絡が入るので対応していただきたい手(パー)」

さて、このあと、どのような流れで詐欺が実行されるのか。
牡牛座「警察です。あなたのカードが不正使用され、カード会社が口座引き落としを実行してしまうので、銀行口座の差し止めが必要になります。警察から銀行協会に連絡をしておきますから、協会の指示に従ってください」
猫「銀行協会です。警察から連絡を受けて、口座変更の手続きを行います。協会職員がクレジットカードとキャッシュカードを回収しにお伺いしますので、お渡しください。正式な預り証を発行いたします。本人確認のため、協会職員に暗証番号を伝えてください。詐欺事件が多いので、確認を徹底しています」
これにて、クレジットカードもキャッシュカードも暗証番号ダダ漏れのまま、出し子に使われ放題、大損害ドル袋
こんな感じで老人の被害者が積み重なっていく。

老母の対応が明瞭だったからだろう、詐欺師たちの次の行動は見られないまま終焉となった(現在)。
留守番電話も準備万端ではあるが、習性とは恐ろしいもので、ベルが鳴れば受話器を取ってしまう母に、イエローカードを突きつけるおいら。
ひとまず落ち着いた。

さて、次善策。
そもそも老母の個人情報は高島屋カードから漏洩したものでしかなく、80過ぎの老人にさえもポイントプレゼントを餌に(使いもしない)クレジット機能を売り込んだ末の結果である。
三越や高島屋ファンの老人たちは、それぞれのポイントを貯めてオリジナルのプレゼントを選ぶのも生きていく楽しみのひとつ。
ポイント機能だけ残して、情報漏えいの懸念あるクレジット機能は解約してもらおうと、おいらが行動を起こしたって何も問題はあるまい。

お客様相談センターに連絡すると、8月10日を皮切りに神奈川県内のお客さんから同様の連絡を20件近く受けている、と誇らしげに話す担当者。
ペンギン「情報漏えいはクレジットカード会社から起きたもので、高島屋会員の情報は一切漏れていません手(チョキ)」と自慢さえしながら。
その自信はどこから出てくるのか、不思議に思えたほど。

対応方法として「カード番号の変更」「カードの解約」「警察への連絡」を指示され、いずれもこの電話では受け付けないと釘を刺してきた。

・・・タカシマヤハコノジケンニカンケイナイ・・・
感情のないロボットに、こう釘を刺された気分。

この時点で、おいらはこの事件は自己防衛以外に防ぎようがなく、留守番電話を設定して必要な電話のみ折り返しするよう母への指示としておいた。

ワイフさんのお付き合いで横浜へ行くことになった。
これからが今日の日記。
蟹座「ついでに高島屋に寄って、カードの相談してくるよ」と、母からクレジットカードを預かって、できればクレジット機能の停止をしてあげようと考えた。
1階ロビーで相談窓口の在り所を訊ねると、7階へと案内を受ける。

カウンターには高貴なご婦人たちが、ポイントカードの新規作成のセールスを受けている。
犬「クレジット機能をつけると3000ポイントプレゼント、さらにショッピングポイントはノーマルカードの3倍です」
かたつむり「でも、クレジットなんて使わないから」
蠍座「現金で買っていただいても3倍です。クレジットは使わなくても構いません。年会費も不要ですから、絶対にお勧めですよ」

詐欺被害未遂者の息子(←おいら)が隣りに座っていたって、営業の女性たちは両鼻を目いっぱい拡げながらノルマ獲得に必死である。
その裏にいる、カード詐欺の温床でヌクヌク暮す知恵者たちの存在には気がつきもせず、気がついていたって気がついていないふりをして。

つまらない相談者(高島屋比)を受け付けることになった某嬢。
おそらく今月のカード獲得ノルマも不調で夏休みすら決まっていない、そんなストレス100tを背負い込んだ顔つきでおいらに対峙する。
こちら(←おいら)は、気楽な気持ちで事件のあらましを伝え、クレジットカード機能停止が可能なら手続きをお願いしたい、とただでさえ低い腰をさらに低くする。

カードを手にとって別室に引き、そして戻ってきた某嬢。
ブタ「どうやら、お母さんはカード発行以来、一度もクレジットは使われていませんね。不正には使用されていないようです」
ん、おいらの伝え方がいけなかったようだ。
そんなことは100年前から知っている。
蟹座「クレジットカードがもとで情報が漏れてしまっているので、クレジット機能だけ解約しておきたいんです」
ブタ「それでしたら、カード名義(老母)ご本人(84歳・女性)がこちら(横浜駅徒歩3分・7階)で手続き(待ち時間15分・手続き時間30分)をしていただきます」
蟹座「へっ?」
ブタ「カード番号の変更もできますが、やはりご本人様の来店が必要です」
蟹座「・・・」

5秒ほど沈黙した。

この人(←某嬢)は何をしゃべっているのだろう。
もし、おいらが短期だったり、怒ることができたり、怒鳴ることができたら、この問題はこのあと15分もすれば、きっと解決しているだろう。

・・・タカシマヤハコンプライアンスヲマモリマス、ホンニンイガイコナイデクダサイ・・・
感情のないロボットに、こう釘を刺された気分。

コンサルティングなどという虚業を生業の一つにしているから、困った人を困った人の立場に立って多くの課題を解決して糊口をしのいでいる。
課題解決には筋道が必要で、怒りに任せて高圧的にそれを解決すれば短期的にはしのげるが、所詮は対処療法、結果的にお互いに得るものは気持ちの悪さだけであることをおいらは知っている。
だから、絶対に怒鳴れない。
この時点でおいらは、相手の立場に立てない人の立場に立ってしまっているからだ。

その後、某嬢には何も問いかけることもなく、高島屋には何も期待するものもなく、そして何事もなかったように後にした。

ワイフさんを連れて向かった日帰り温泉SPA EASに浸かりながら、立場を代えて自分なりのソリューションを考えてみる。
(自分がこの相談を受けたらどうするのか)
1.個人情報漏洩による相談が1日に20件を超えている状況であるのだから、個人情報保護法に従った監督行政への報告を検討する。
2.被害拡大を防止するため、カード会員に対する広報告知を検討する。
3.相談を受けるカウンター係員には、詐欺事件のあらましを朝礼等で伝達し、被害者が相談に来た場合は役席対応とする。
4.特別措置としてカードナンバー変更契約を簡便化する。
5.解約希望の顧客については本人、または委任状による特例措置を可とする。
6.政治家になって、高齢者をだます詐欺の量刑を死刑にする。

哀しいかな、相手に期待したって、その相手に人心を思う資質がなければ求めることさえ間違いである。
ちょうど今、相続に向けた書類集めや手続きを行政相手に行っているが、川崎市役所はもとより、伊豆の国市役所、沼津市役所、幸区役所、横浜地方法務局、川崎年金事務所・・・期待以上の神対応が続いている。
それだけに、今回の高島屋が哀しすぎる。

哀しいかな、孤独老人たちの資産を狙った詐欺師たちは、被害者が奈落の底からどれほど叫ぼうと、大企業たち(←高島屋)のコンプライアンス(笑)に守られて、ぬくぬくと次なる被害者を探っている。
そんな日記。

もちろん、このままでは終わらない。

■「他人に期待したくない」8割が肯定派 「信じて裏切られたくない」との声も
(しらべぇ - 08月12日 06:02)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=202&from=diary&id=4713789
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