姫路、犬山、松本、松江、そして彦根。
学生時代に訪れていた彦根城では、拝観料がもったいなくて、今となってみれば唯一、天守閣登城を逃していた国宝城。
その頃は、日本中の公営ギャンブル場を制覇することが、ささやかなる趣味のひとつだったし、数百円の拝観料を払うなら、びわこ競輪で大穴車券を買うことを是としていた。
たとえ、その投資が3分後に紙くずになったとしても。
こんなおいらがむくむくと成長するにつれ、日本三大〇〇や、世界遺産や神社仏閣、美術館やら芸術祭を乱れ打ちするようになって、趣味も嗜好も変わっていく。
今回の滋賀紀行、目的の一つが彦根城登城で国宝5城天守閣制覇。
今年は大河ドラマを観ていない年なので、井伊直虎と井伊直弼の関係がちっともわからんちんだったが、彦根城へ向かうにあたり井伊家に対して敬意を表し、家系図を書けるぐらいに勉強した。滋賀にも書けないけど。
投宿したホテルラウンジからライトアップされた金亀城(こんきじょう=彦根城別名)。
内堀に浮かぶ“逆さ城”。
現代人なら美しく愛でられるが、戦国武将なら“不吉”で一喝。
そんな時代に生きなくて本当に幸せだよ。
気温35度の彦根城。
1日3回の《ひこにゃんタイム》にぴったり到着し、この辺が川崎オスカー時間管理の素晴らしさ(自画自賛)。
中の人の健康状態が気になりながら、広場にやってきたひこにゃんの可愛さについ笑顔。
これまで逢ったゆるきゃらでは、マイベストキャラかも知れない。
一目惚れをしてしまったのだから、中の人が女の子でありますように。
観光協会からいただいた拝観券をもぎっていただき(結局、拝観料は払っていない)、しばらくの坂道を濁流の如き汗を流しながら登っていく
やがて、到着。
建立以来の天守閣現存が国宝に選ばれた唯一の理由だろうが、それほど威厳は感じない。
おそらく、過去の日記を遡ると、松本・松江・姫路に行くたびにランキングを書いているだろうが、
この順位は変わらないような気がする。
マイ国宝5城ランキング。

姫路城

犬山城
この2城は甲乙つけがたく、同率1位。
外観は絶対に姫路城だが、内覧すると犬山城の匂いに惚れる。

松本城

松江城

彦根城
そうなのである。
彦根城へ登っても、それほどの魅力を感じない。
琵琶湖の存在は、まるで大海のように静かだし、広さも高さも国宝ではない城々に見下される気分。
例えば松山城は、少なくとも彦根城より国宝向き。
とはいえ、ここの魅力はやっぱり“ひこにゃん”。
ゆるキャラならば、堂々1位。
彼女に逢えただけで、彦根城の意味は深い。
城に付随した博物館。
庭園をゆっくりと観ていたおじいさんからまたもや声を掛けられる。

「おにいさん、どこから来たね」
礼儀正しく「神奈川県」と答えると、驚く老師。

「お城が趣味できてるのかい?」

「趣味ということもないんですけど、国宝5城、これで制覇です

」

「それはスゴい。やりたくても、できない夢だよ

」
話しをしばらく続けると、どうしても小田原城に行ってみたいと、おじいさん。
最近、再建されてとても綺麗になったことを伝えたら、ますます目をウルウルさせて、

「小田原城、行きたいよ〜」と涙目なう。
さて、こちらのミッション(国宝制覇)はコンプリートし、次なる野望を脳内研究。
未だに答えのない野望だが、思えば必ず通じるもの。
山手線、全トイレ制覇でもチャレンジしてみようかな
■清野とおる「連帯や拡散を求めない『おこだわり』の世界」
(AERA dot. - 08月01日 16:02)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=4696703
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