奥付をめくると平成29年2月25日初版。
「第1部」「第2部」合わせて1,048ページ、ようやく読破。
予約購入からここまで4ヵ月半
そもそも1頁目を開くまで、しばらく蔵書。
トートバッグに入れて持ち歩こうにも、三省堂国語辞典並みの大きさでバッグの容量半分を占めてしまう。
新刊本は文庫本と対極するように、持ち運びすることに便利であらない。
自宅で読もうにも、落ち着きのない性格と規則正しい生活が災いし、『読書時間』というものが確保できずに、大作をめくるまで相当の覚悟を要することになる。
出張(自称)移動の機内やビジネスホテルの一室で少しずつ読み始めた村上春樹作品は、物語の途中から、まるで『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』や『1Q84』、或いはその他の春樹作品の多くのように、真っ暗な闇の世界へと紛れ込む。
細切れのチャプターに栞を挟み、次なるチャプターをファミレスのひとりシートで読み続ける。
これが、このところの禁足、留守番生活で読書欲が一変。
ここ数日で一気に読みこなし、村上春樹作品の多くがそうであったように(唯一『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』は、それを感じることができなかった=●作)、終章に近付くに連れて、終わらないで欲しいという終末の欲求。

「きみはそれを信じたほうがいい」と幕を閉じた。
★5.
文章のセンテンスごとにあわられるメタファーと、本作のキーとなるイデア。
春樹作品を多く読めば、メタファーなる語彙は慣れ親しむことができる。
さて、イデア。
どうせ国語辞典を引いたって理解することはあらないのだから、自分なりに解釈をくだす。
たとえば、川崎オスカーのマイミクさんたちの手元に、何かしらのキャラクターがあるとする。
ニックネームは「川崎オスカーちゃん」。
↑《川崎オスカーちゃん》シアトル生まれ。
mixi日記を読み続けてその人なりに形成された「川崎オスカー」像のイメージを擬態した「川崎オスカーちゃん」が、いわばイデア。
本物の川崎オスカーを知っている人はあれだけど、イデアしか知らない人が本物に逢うと、その人柄の良さに驚愕するだろう(当社比)。覚悟せよ。
さて、大作を読み終えた今、次なる書籍。
手にするのは積みっ放しの文庫本からの1冊か、或いは春樹作品新作を読み終えるたびに再び手に取りたくなる『ダンス・ダンス・ダンス』か。
いずれにしろ、毎年10月の風物詩、ハルキストたちのノーベル賞発表待ちのシーンは、とても楽しくあらない情景につき、ご勘弁願いたい。10月になれば、日記に書くけどね。

Twitter民「各曜日の1日の長さを星の大きさにそろえよう」 日曜日の割合を実際に計算してみた
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=4657417
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