キネカ大森。
数少なくなった名画座の1つ。
チョイスされる2本立ては、テーマがしっかりとしていてコアなファンを呼び込んでいる。
先日も幕間のロビーで語り合う老映画マニアの会話がすごい。
現代では「ヲタク」というさげすみを込めた3文字で表現されてしまっているが、彼らの映画愛は神の領域。
記憶に残った会話のひとつが《午前十時の映画祭》の立ち位置。
いわく、「若者を呼び込むために学生500円ではじめた企画だったのに、観客層は高齢者中心。結局、若い人たちはDVDに頼ってるんだよな」みたいな。
でもね、おじさんたち。
最近の映画興行は戦後最大のブームになってるよ。
良い映画であれば、旧作も新作も関係ない。
DVDで名作を鑑賞するのも映画ファンであることに違いないんだよ。
と、若者の味方に立っておじさんたちの話を聴いていた。
若者にとっての不幸は、《名画座》がかなり限られた存在であること。
レンタルビデオと名画座、どちらがニワトリで、どちらがタマゴかはわからないが、名画座へ通えることに幸せを感じながら。

映画レヴュー
キネカ大森、キム・ギトク特集より。
我が娘、次女ちゃんがいきなり「韓国旅行に行く

」と告げ、あと数時間後に羽田を飛び立つ。
4月のカリアゲくん危機は去ったというものの、この時期の渡韓を決める勇気をたたえたい。
本当は、おとうさん(←おいら)だって、韓国へ飛んでカジノと競艇をやりたかったのだよ。
トランプおじさんと、読売新聞販売員・安倍氏の好感度アップのために利用されたとも思えるカリアゲくん危機。
東京メトロを10分止めた判断に、韓国の人々は何を思うだろう。
036『The NET 網に囚われた男』★5.
韓国の38度線を2度訪れたことがある。
1箇所はすでに観光地とさえ思えるEMZ、もう1箇所はイムジン川のほとり、あまり観光客も立ち寄らない丘。
北朝鮮の兵士がライフルを持ち、こちらをにらんでいる。
戦時中であることを、あらためて感じた記憶がある。
北と南に翻弄された漁民。
普通に自分レベルの幸せを家族とともに享受していたというのに、この姿はなんと感想を書けばいいのだろう。
監視担当のイケメン、一挙手一投足にしびれるほど感動する。
ロードショー時に見逃していた一作、観てよかった。
035『殺されたミンジュ』★4.5
日本国憲法改憲時に、ハムラビ法典の「目には目を、歯には歯を」が加憲されたら、もろ手を挙げて賛成する。
いわゆる自主的な復讐組織の、不思議な映画。
キム・ギドク、ここにあり。
エンドロールでわかったが、この映画《R−18》につき。
キム・ギドクとは対極の、ほんわかなる日本映画。
033『家族はつらいよ2』★5.
日本人なら誰にでもお勧めできる山田洋次監督、平成の寅さん系。
試写会会場は爆笑の渦。
『やすらぎの郷』がそうであるように、ベテラン監督が自由に喜劇を描くと、爽快感すら覚えてしまう。
時間のある休日に、"なにも観る映画がない”と感じたら、本作をお薦めする。
チケットショップに行けば本作鑑賞券の相場は700円程度で買える。
松竹メガスポンサーの鑑賞券大量ばら撒きにより、山田監督や吉永小百合出演の作品が値落ちするのはいつものこと。
さて、キネカ大森のロビーには『あなたが選ぶ二本立て』のコーナーがある。
テーマを決めて、上映して欲しい2本立てを記入してボードに貼り付けておく。
テーマ『ほんとうは正しい人々』特集

『まぼろしの市街戦』

『カッコーの巣の上で』
by 川崎オスカー
■北と南で明暗ハッキリ 上空から見た朝鮮半島の画像 NASAが公開
(ハザードラボ - 05月12日 18:23)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=187&from=diary&id=4569460
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