(承前)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1960247681&owner_id=8666179
ランチタイムは葉山さんが選ぶイタリアン、堂々2位に冠する『IL RIFUGIO』。読めない。
完全予約制の古民家タベルナ。食べてはいけないレストランらしい。
美術館の受付に、このレストランへの行き方を伺ってみたが、観光案内図には一切掲載されていない隠れ家のようだ。
おかげで、美術館のかわいこちゃん(自称)と10分ぐらい、あーだこーだと話せたもんね。
マンモスうれP。(死語)

「お客様の中にはシャッター音を気にされる方もいらっしゃいますので、店内での撮影は禁止とさせていただきます

」と、とてもプライバシーに気を遣ったオーナーさん。
そういえば、予約のときにも「何か、お嫌いなものはありますか?」と尋ねてくれたらしいが、「納豆とネバネバ」と答えたら噴き出されたとか、出されないとか。
テラス席にて庭木を眺めながらの心地よいランチとなったが、こどもの日につきクソガキ、
否、お子様連れのファミリーも近くにいて休日の昼下がりを楽しんでいた。
どうせ、騒がしいならとコース料理をパチリ。タベルナ夫人も、笑顔で見逃してくれた。
アペリティフに鎌倉ハムっぽい相模豚のベーコン、メインには雲丹ソースとか朝獲れシラスとかのパスタがサービスされて、超舌鼓を打ち鳴らすおいら。
デザートに出てきた、なんてこったパンナコッタとともに、この味、★1,000,000
雰囲気の良さに、ふらりと玄関先にやってきた一見の観光客が「完全予約制

」とたしなめられて帰っていく姿に、いけない優越感が襲いかかる。
快楽には常に研究が必要だと。
次なる予定は18時30分のしおさい公園。
従って、おいららには5時間の葉山芸術祭周遊タイムがプレゼントされた
フランク・ロイド・ライト(の弟子)を目指しながら坂をあがる途中に見つけた空き地に立ち寄ると、洗濯ばさみでぶら下げられたポートレートが数十枚はためいている。
葉山芸術祭のシーンを切り取ったフォトガイド。
その先には、地元のおにいさん(通称:じもにい)がウッディーなベンチに座り、こっちへこい光線をおいらに浴びせている。
素直に歩を進め、椅子を並べて腰掛けてこちらから問いかける。

「初葉山。どう歩けばいいんじゃろ?」
じもにいが、地図を広げて"絶対に見るべきスポット”をいくつかアドバイス。

「ちょっと老人ぽく見えるけど、実はまだ若い写真家の展示コーナー」

「家具とかアンティークが好きなら、掘り出し物屋の古民家」

「加治邸は、なにがあってもマストゴー

」
こちらからのお返しだ。

「他地域のトリエンナーレのようなスタンプラリーがなく芸術祭を練り歩く動機付けが弱い」

「しおさい公園は夕刻イベントがあるのに再入園料を取るのはいかがなものか」

「芸術祭のインスタレーションや会場がどこにあるのかちっともわからんちん」
そんなことなどをじもにいに伝えたら、

「いただいた貴重なご意見を、来年に反映させる」と感謝された。
葉山においては、おいらのことを北川フラムオスカーと呼んでいただきたい。
それにしても、過去24年間、地道に細々と続けてきたんだ。の、匂いがする。
見た目じいさん写真家(みたじい先生)の作品が展示された民家へ上がらせていただいた。
それなりに訪問客も多いなか、ご丁寧にも、みたじい先生直々に作品の解説を聞くことができた。
自信ある作品として手差しされたモノクロのプリント1枚。

「どこだかわかりますか?」

「ルート66ですね

」

「OMG!よくわかりましたね、これだけで。正解された人は初めてです

」
ふっ、オスカーだもの。
とても素敵な海岸の写真を見つけた
奥さまだろうか、奥からでてきたので奥さまで間違いなかろう。

「そこの海岸で、夜中の3時、月明かりで撮ったんですよ

」
みたじい先生によると、この海岸は湾曲した砂浜なので、目を閉じて波の音を聞くと、右から左、左から右へと違った波音が聴こえてくるらしい。
月明かりの砂浜で精神を統一しながら、三脚を立てて撮影された1枚。
贅沢な余韻が伝わってくる。
一期一会だからと調子に乗って、みたじい先生が払暁に撮影されたアングルと寸分変わらない『スナフキンの小径(11時)』と名付けられたばかりのスマホ写真を先生にお見せする。

「・・・・・・シロウトさんが、ここまで・・・・・・



」
みたじい先生、口に手をあてて後ずさり。
プロ殺し、葉山に立つ。
看板を頼りに『加治邸』へと坂道を登る。
外観が眼前に現れた。
いつの日か訪れたヨドコウ迎賓館が甦る。
ヨドコウを知らない人は、きっと明治村や明日館が甦る。
たとえ、設計が弟子の遠藤新であっても、その想いに一寸のズレもない。
受付をしている地元お手伝いおばちゃん(自称:ライトばあ)に伺うと、この別荘はめったに一般公開されないそうで、とってもありがたい日であることを主張された。
確かにその通り。僥倖続きの葉山トリップなのだ。
加治邸の部屋部屋で公開されている竹を使ったサウンド・インスタレーションは、勝手気ままな不協和音を奏でているくせに、爽快な耳障りはなんでだろう。
ある部屋では、ライトばあ2が「そこに寝てみなさい

」と、いきなり横になることを勧めてきた。
指示通りに寝そべって天井を見上げると、鼻の頭スレスレに通り過ぎるタケコプター。
ふーん。
今、思うと、事前に市役所観光課へ電話したときに相手してくれたお兄ちゃんとの感性が、奇跡的にぴったりとフィットしていたのだ。
もう一つ、今、思うと葉山は『市』ではなく、『町』につき、市役所などどこにもない。
いったい、どこの誰に電話をしていたというのやら。
タベルナ夫人、じもにい、みたじい先生、ライトばあ。
葉山の人々に惚れ込んでいる自分が、2日遅れの日記を書いている今、少しだけ葉山ロスに陥っている。
何ごともポジティブに受け入れて愉しむ性格ゆえ、すべての想い出が楽しい。
ゴールデンウィークとやらは終わってしまうけど、もう少し葉山の記憶を手繰りながら、mixi日記は綴られていく。
1週間分の日記を読み返して、連日のてっぺん越えの飲み会に、ひたちなかのネモフィラや、劇団四季のノートルダムや、葉山の人々に思いを馳せる。
いい感じだ、2017GW。
おそらくアフターGWもいい感じが続いていく。
その3に続く。
その3で締める。
■明日が憂鬱…!連休明けにも使える「サザエさん症候群」5つの対処術
(BizLady - 05月07日 13:02)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=222&from=diary&id=4560609
ログインしてコメントを確認・投稿する